カムロ(@kamurodayo)です。
騙されやすい…
嘘を見抜くのが苦手…
嘘を見抜くことができないと、損してしまうことが多くあります。
一日最低でも男性が6回、女性は3回嘘をついているとされています。
今回は、そんな嘘を見抜く手がかりを14個紹介します。
とはいえ、「この動作が出たから嘘をついている」ということはわからないものです。
しかし、嘘をついているときに出やすい動作はあります。
そこを攻めることによって、矛盾を炙り出し、嘘を見抜くことは可能です。
なにより「この人に嘘は通用しない」と思われるようになると、騙されることも減ります。
それでは『嘘を見破る心理学』を見ていきましょう!
相手の目を見る
相手の目を見ることによって嘘が減る、嘘の精度が下がる
これはテンプル大学の実験で、51人の男女に簡単なゲームで競ってもらいました。
ゲームの内容は、画面に現れる青い円を好きな方向に動かして、対戦相手に「どちらに動かしたか?」を当ててもらう。ここで相手に嘘をついてもOKで、もし相手がダマされれば得点アップ。
で、このときに全体を2つのグループ
- 目の前のスクリーンごしに、対戦相手がこちらを見ている様子が見える
- 目の前のスクリーンが白くなり、対戦相手の視線は見えない
という条件で分けゲームを行いました。
その結果、アイコンタクトをしながらゲームをした参加者は、格段に嘘をつく確率が下がったのです。
研究者いわく、
この研究は、アイコンタクトが「嘘」に影響する事実を示したものだとしており、「アイコンタクトには、正直な行動をうながす作用があるのかもしれない。」
としています。
人に見られると正直になるという面もありますが、ここで研究チームは「認知が消耗するからじゃないか?」という仮説を立てています。
どういうことかというと、
- 相手がこっちを見ていると、「相手が嘘を見抜いたのでは?」をモニタリングする必要が出てくる
- その分だけ、認知のリソースをたくさん使う必要が出てくるため、うまく嘘をつくのが難しくなる
- 嘘をつく確率が減る
という感じです。
「嘘」には頭を使うので、ほかにも脳を使わねばならない状況があると、一気に精度が落ちてしまします。
そのため、認知を消耗することによって、嘘をつくことに脳をリソースが回らず、嘘をつかなくなったというわけです。
無防備を突く
予想外の質問を投げかけて、戸惑ったら嘘の可能性アリ。
無防備を突いたときの反応には本音があらわれやすくなります。
ある程度心の準備がなければ、都合の悪いことを突然言われると、つい焦ってしまうものです。
やましいことを隠していそうな相手がいたときには、無防備な状態を狙って、唐突な質問を投げかけてみましょう。
そこから相手の反応を観察すれば、本音を探れるかもしれません。
突然の沈黙
突然の沈黙が相手の焦りを招く。
会話中に相手が突然押し黙り、無言でこちらをじっと見つめてきたら、多くの人は不安になり、やましいことがある場合、それが言動や行動に出やすくなります。
睡眠不足時を狙う
睡眠不足の時は嘘をつきやすくなる。
しかも、認知能力が下がっている。
すると、しょうもない嘘をたくさんついたり、嘘の精度も下がるため、見抜きやすくなります。
「嘘」に関連する発言が増える。
嘘をついている人は、無意識に「嘘」に関連する発言が増える傾向があります。
「嘘」「騙す」「不誠実」などですね。
例えば、「俺が嘘ついていると思ってんの?」「俺が騙すわけないじゃん」など。
普段より、嘘に関する単語が増えるというところを観察して、嘘を見抜くこともできます。
声のトーンが上がり、早口でまくしたてる
早口や声のトーンが上がるのは、緊張状態に入ると声帯が狭まり呼吸が早くなるからです。
プレゼンで、あまりにも緊張しているときに、声が裏返ったり、いつもより話すスピードが早くなったりするのと同じ心理状態と言えます。
嘘を隠そうとして緊張状態に陥っている可能性が高いと判断することができます。
手のひらを隠す
拳をギュッと握っているのは不快感のあらわれである可能性があります。
人はやましいことがあると、手を隠したり、ポケットに入れたり、握ったりと、手のひらを隠す傾向があります。
逆に、手のひらを見せるのは、オープンになっている仕草なので、問い詰めた時に、手のひらを見せてきた人は白である可能性が高いと判断できます。
手先には心理状態があらわれやすいので、相手に対して親近感を抱いていたり、気を許してリラックスできいる場合は、手のひらを見せてくれるでしょう。
手先というのは心理状態があらわれやすい部位で、無意識のうちに動いてしまうため、相手の本音を見抜くために注目したいポイントです。
自己親密行動が増える
髪の毛や体を触る行為は、「自己親密行動」と呼ばれ、不安や緊張、不満などの表われとされています。
つまり、不安や緊張を感じたときに、安心感を得ようとして、無意識に自分の体を触ってしまうのです。
子供は、親に頭を撫でられたりすると安心するものですが、その延長線上にある行為と言えます。
会話中に口の端を触る
相手の本音を見破るポイントは「顔のどこを触るか」。
手で顔のどこを触るかによって、相手の心理状態がわかります。
「ロの端を触る」というのは、口から出てきそうな言葉を手で覆うしぐさであり、隠しごとをしている可能性が高いと言えます。
また、上唇を指でなでるのは、不愉快なことがあると無意識に唇が上がってしまうのを本能的に隠そうとする行為。
眉間に手をあててしまうのも、不愉快になったときに眉間に縦じわが入るのをとっさに隠そうとする行為です。
「嘘をついているかも!?」と感じたときには、それらのしぐさを注視しておくことで相手の心理状態が読みとれます。
笑い方
普通の笑顔の場合、口の口角が上がってから目元も笑う。
騙そうとして嘘をついているときは、口と目が同時に動く。
視線
嘘をついているとき男性は目を逸らしがちになり、女性は目を合わせがちになる。
認知的努力時間が増える
嘘をつこうと思うと、考えながら喋るため変な間が空きます。この間が認知的努力時間です。
この不自然な間がいつもの会話より多い場合、頭で考えながら喋っている可能性が高いので、嘘をついているかもしれないと判断できます。
嘘が通った後のリアクション
嘘が通ると人は嬉しくなったり安心したりして、緩んでしまいます。
例えば、疑いが晴れた後に、機嫌がいきなりよくなる、饒舌になる、テンションが上がる、など。
本来であれば、疑われたのだから不機嫌になるのが普通です。
しかし、嘘をついていた場合、「嘘が通った」ことに安心し、緩んでしまう行動が出るので、疑いが晴れた後の相手の行動を見ることによって、嘘だったかどうかを判断することができます。
矛盾と時系列
矛盾と時系列の崩れを探すことで嘘を高確率で見抜くことができます。
本当のことを言っている場合、矛盾や時系列の歪みは発生しません。
それが発生しているということは嘘をついていると判断できるわけです。
一番嘘がバレるときは、嘘を隠すために嘘を重ね、それが積み重なってボロが出てしまうときです。
そのため、怪しい発言があったら、そこを掘り下げて、情報を引き出します。
掘り下げて引き出した情報を、結びつけたときに矛盾や時系列の崩れがある場合、嘘である可能性がかなり高い。
そしたら、そこをさらに詰める。
嘘をついている場合、喋れば喋るほど、逃げ場がなくなるので、情報を引き出して、矛盾や時系列の崩れを指摘することで、嘘を証明することができます。
まとめ:嘘を見抜く方法
嘘を見抜く状況や反応などを見てきました。
しかし、上記の反応が出たからといって、必ず嘘をついていると判断できるわけではありません。
どちらかというと、上記の反応が出たところ(焦ったり、不安を感じていたりなど)の発言に嘘が含まれている可能性がある。
だから、そこを掘り下げることによって、情報を引き出して、矛盾や時系列の崩れを見出すことで嘘を発見できる。
といった具合で使ってみると、嘘も見抜きやすくなります。
ぜひ、使ってみてください。
コメント
[…] とはいえ、前記事『【心理学】嘘を見抜く方法』と同様、この特徴があるからといって一概に浮気をしていると断定はできません。 […]