【恋愛心理】ツァイガルニク効果で相手を惚れさせる5つの方法

恋愛心理学
YouTubeも更新頻度高めでやってます! ブログでは書ききれない恋愛心理テクニックも出していくので、こちらもよろしくお願いします。

カムロ(@kamurodayo)です。

相手のマインドシェアを奪い、気付いたら好きになっていた状態をさり気なく作ってしまう方法。

そんな最強の恋愛心理テクニックを今回は紹介していきます。

まず、今回の話の土台となるのがツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)です。

恋愛心理テクニック「ツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)」とは?

ツァイガルニク効果とは何かというと、『完了していないことは頭に浮かびがちになる』という現象です。

これが発見されたキッカケは、ブルーマ・ツァイガルニクという心理学者とそのお仲間がレストランで昼食をとっているときに、何にも書き留めず注文をすべて記憶し、正確にすべて持ってきてくれるウェイターがいたことでした。

ツァイガルニクさんたちは、このウェイターさんの記憶力に驚きました。

で、店を出た後にそのウェイターさんに話しかけて、ツァイガルニクさんたちがどこに座っていたのか、何を注文したのかを聞いてみたらすっぱり忘れてしまっていた

ということがありました。

ここからツァイガルニクさんたちはいろいろ実験をして、人は

  1. 中途半端になっている作業や仕事は強烈に頭に残ること
  2. 作業が完了するとすぐに頭から消えてしまうこと

を証明しました。というのがツァイガルニク効果です。

ちなみに、聞いていた音楽を途中で止めるとその後、頭の中でその曲が無限リピートされるのもツァイガルニク効果が働いているからです。

  • テレビ番組でいい感じのところでCMに入るのも、ツァイガルニク効果で視聴者を続きが気になる状態にして、チャンネルを変えられないようにする
  • ドラマや漫画で1つの話の終わり際で続きが気になるような中途半端な状態で終わる

これらもこの現象を狙っているからです。

恋愛では「ツァイガルニク効果(ザイガルニック)」を使うべき理由

このツァイガルニク効果を相手の頭の中に発動させることができるとどうなるのか?

実は、恋愛感情や好意に繋がる強力なメリットがあります。

ツァイガルニク効果のメリット①:単純接触効果が働く

単純接触効果とは、『ザイオンス効果』や『ザイアンス効果』とも呼ばれ、同じ人や物に接触する回数が増えるほど、その対象に対して好意や親密感を抱くようになるという心理効果ですね。

これは実際に会う回数が増えることで効果が発揮されますが、実は頭の中だけでの接触回数でも単純接触効果は発動します。

つまり、ツァイガルニク効果であなたのことを考えがちになる、すなわち頭の中での接触回数が増える。

すると単純接触効果が発動し、好意や親密感が高まるというわけです。

単純接触効果については以下の記事で詳しく解説しています。
単純接触効果で好意が芽生える?恋愛に使える4つのテクニックを解説

ツァイガルニク効果のメリット②:認知的不協和の解消

認知的不協和の解消とは、事実が先にあって、それに合わせて認知が作られたり捻じ曲げられたりするというもの。

相手の気持ちを直接動かすのは難しいが、事実を先に作ってしまうのは簡単。

事実を作ることによって、相手の気持ちはその事実に合わせて動いていく

そのため、相手の気持ちを動かすためにまぁ重要な概念であるというわけです。

では、これがツァイガルニク効果とどう繋がるのかと言うと、 

ツァイガルニク効果で相手の脳に『あなたのことを考えがち』という状態(事実)を作る

すると、認知的不協和の解消によって

『あの人のことを考えがちになっている』(事実)

ということは

好きなんじゃね』(認知)

という解釈が起こるというわけです。

しかも、単純接触効果も働いているので尚更。 

ちなみに、お勉強をするときなども何度も繰り返すことによって記憶に残りやすくなります。

単純に想起回数が増えるから記憶に定着しやすいというのももちろんありますが、何度も触れる(事実)ということはこれは重要なことなんだ(認知)と脳が認識して(勘違いして)、

『記憶に残さなきゃ』

となるというのも絡んでいます。

これがツァイガルニク効果を使うことによって、相手のマインドシェアが奪われ、気づいたら気になってしまっていた・好きになってしまっていた、という状態に繋がるメカニズムであります。

恋愛でのツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)の使い方

それでは、ここからこれを実際に発動させるにはどうすればいいのか?

恋愛で使える具体的なテクニックを紹介していきます。

ツァイガルニク効果による恋愛心理テクニック①:途中で切り上げる

例えば会話を中断するという方法。

中途半端なところで中断することによってツァイガルニク効果が働き、続きが気になったり、まだ話したくなったりし相手の脳に残すことができます

で、ここでポイントとなるのが中断するタイミングです。

よりツァイガルニク効果を強烈に発動させるには、盛り上がったタイミングで切り上げること。

  • 盛り上がっているタイミング
  • 続きが気になる話
  • 期待感が膨らんでいるとき

そんな時に中断すると、相手に強いモヤモヤを残すことができます。

例えば、一緒に帰っているときに2人が別れるポイントに合わせて会話を盛り上げていき

じゃあ、こっちだから。じゃね!

とか 

ちょっと、やらなきゃいけないことあるからまた今度ゆっくり話そっ!

とか。 

+αで、このツァイガルニク効果を残す切り上げのタイミングで、連絡先交換や次会う約束などを打診すると通りやすかったりします

なぜなら、

  • 相手も続きが気になるモヤモヤを解消したいという心理が強くなるので、そのためにLINE交換や次会う約束をしやすくなる
  • 続きを話す、またゆっくり話そうという自然な理由がある

これらによって応じてくれやすくなるからです。

あえて物足りなさを残そう

また、デートはあえて足りなさを残すというのもツァイガルニク効果に繋がります。

要は、満足するまで過ごすのではなく、

  • あえてちょっと物足りないな
  • もうちょっと一緒にいたいな

くらいで切り上げる。

これによって、単純に話したりないだけであったとしても

もっと一緒にいたかった

また会いたい

などにも繋がりやすくなり、認知的不協和の解消も働きやすくなる

そして、次のデートも取り次ぎやすくなるというわけです。

ツァイガルニク効果による恋愛心理テクニック②:予定を組む

例えば、先ほどのような次のデートの予定や、また今度話すという約束など未来の予定

これを結んでおくことによって、完了するまでツァイガルニク効果が働きマインドシェアを奪いやすくなります 

またモノの貸し借りなどもここに入ります。

貸している間、借りている間は返すまではタスクが完了していない状態。

デートの別れ際に『家着いたらLINEして』なども未来の予定になります。そのタスクが完了するまで頭に残る。

かつ、これは

私を心配してくれている

気にかけてくれている

と感じられやすくなるので、そういった点でも効果的です。

実際に、僕自身もクソイケメンの男友達に車で送ったりした後などにこの「家着いたらLINEして」をよく言われます。

単純に、お前の運転不安だから事故ったりしたら怖いから一応着いたら連絡して的なノリですが、キュンとします。

こんな感じで、『予定を組む』の肝はタスクを途切れさせないこと

常に何かしらの予定や約束、貸し借りなどがあると相手の脳内に自分を繋いでおくことができます。

ツァイガルニク効果による恋愛心理テクニック③:謎を残す

これは例えば、結構攻めたやり方を挙げると

〇〇って彼氏いないんだっけ?

とか

好きな人とかいるの?

とか恋愛の話をしておいて、

 

てか、俺〇〇に話したいことがあるんだけどさ

などと伝えて

何?

と返ってきたら

やっぱ、なんでもない

と。

この手法は強烈に気になるというツァイガルニク効果を最大限引き出せるのはもちろん、相手は「え、もしかして告白!?」と気になってしまいます。

いや、そんなわけないよね。でも、何を言おうとしてたんだろう

と、どうしても気になる状態に入る。

もしかしたら、告白されたらどうしよう。付き合うかな。付き合ったらどんな感じになるかな。

と妄想してくれるかもしれません。

こうなったらこちらのもんです。 

仮にそこまでいかなくても、気にはなってしまいます。

次会った時に変に意識してしまったり、ドキドキする。

ここまであからさまにやらなくても、

単純に「好きな人とかいる?」や「こういう人(自分にも当てはまる特徴)って、恋愛対象に入る?」などのような、”私への好意があるのか?”と勘繰る隙がある質問や言動によって、相手のマインドシェアを奪えて『気になる』を作り出すことができます。

これ以外にも、着信履歴を残すとか、何の脈略もないプレゼントとか。

ポイントは、相手の頭に謎を残してそれを解消しないこと。

好意だと勘繰るようなものであれば、なお効果的です。

ツァイガルニク効果による恋愛心理テクニック④:小出しにする

モテない人ほど、相手に聞かれたことに対して何でも真正面から答え過ぎであったり、自分のことを喋りすぎであったりします。 

それよりも、ある程度スルーしたり適当に流したり、喋りすぎないことが重要だったりします。

細かいところですが、こういったところでどんどん差が開いていきます。

こんな感じで、”小出し”や”隠し”がなく簡単に全部を出してしまうと「簡単に全部知れてしまった。もうこれ以上は何もなさそうだ。」という印象を抱かれやすくなります。

そして、飽きられたり追いかけ甲斐がないと感じられたり。

じゃあ、どうすればいいのかというと「小出しです。

例えば、初めて会ったときはレベル1くらいの深さの自分の情報を出す、次はレベル2、その次はレベル3というように小出しにしていくことによって

  • 「会うたびに知らないことが出てくる」
  • 「まだ、この人のことを知り尽くせていない」
  • 「もっと知りたい」

という印象になり、好奇心を刺激される。

つまり、『未完である』と感じられる。

まさに、ツァイガルニック効果は完成すると頭から消え、未完のモノにマインドシェアを奪われる

心理現象。

この”未完”を体現するのが『小出し』だというわけです。

このように、すべてを一気にさらけ出さない、簡単に喋りすぎない、そして、まだ知らない部分や続きがあると感じさせることによって、『未完』を体現し、ツァイガルニク効果が働く。

そして、追いかけたくなる。

ツァイガルニク効果による恋愛心理テクニック⑤:あえておあずけ

ツァイガルニク効果を残す方法というのは、言い換えると『あえておあずけ』をすることとも言えます。

  • 気になる話をして「続きは今度ね」というおあずけ
  • 物足りない程度でデートを終わらせて満足感をおあずけ など

で、これを『セックスのおあずけ』という方法でも使うことができます。

例えば相手が食いついてきていて、シュートを打てば確実にゴールできる状況、相手も求めている、そんな時に、あえておあずけをします。

これ超個人的な考えですが、セックス本番まではデートやそれ以前の友達関係なども含め、すべてが前戯だと思っています。

で、上手く焦らせば焦らすほどエネルギーが蓄積されて、引き金を引くとドカンと爆発する。

要は、おあずけは本番の炎を燃え上がらせるための油

これをやるとさらに食いつきが上がるし、求める側とおあずけする側で上下関係も築かれるし、M心もくすぐることができます。 

ただ注意点としては、確実にシュートを打てばゴールが決まる状況まで食いつきを上げてから、おあずけをすること。

別に相手が求めていなければ相手にとっておあずけにはならないので。 

例として『セックス』を挙げましたが、『相手が求めているモノをあえておあずけする』という部分が本質になるので、相手の欲求があってそれを焦らすことによって増幅させ、執着に近いモノへと膨らんでいくというイメージです。

恋愛ではツァイガルニク効果で女性の脳内を占有しよう

恋が始まるときというのは、「気づいたらその人のことを考えてしまっている」ことから、段々と「てことは好きなのかな?」と恋愛感情として意識をしてしまう。

そして、その「気づいたらその人のことを考えてしまっている」状態は、実はツァイガルニク効果という心理現象によって、意図的に作ることができてしまう

だからこそ、恋愛ではツァイガルニク効果を発動させることは、非常に重要で効果的であるわけです。

それをテクニックとして発動させるためには、今回紹介した

  • 途中で切り上げる
  • 予定を組む
  • 謎を残す
  • 小出しにする
  • あえておあずけ

YouTubeで女性からいただくコメントでも、「好きな人が自然とこれ(ツァイガルニク効果)やってて、ハマってしまっている」的なコメントもよくいただきます。

モテる男性は結構これを無意識にやっていたり、あるいは意図的にやって女性のマインドシェアを奪っていたりするので、ぜひ実践してみてください。

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