カムロ(@kamurodayo)です。
女の子が
- ハマってしまう
- 中毒になる
- 振り回される
そんな沼のようなクズ男の恋愛戦略の一部を掘り下げていきます。
ちなみにクズ男になって遊びまくりたい人はこれをそのまま実践してもらって、クズ男になりたくはないけどモテたい、好きな人を振り向かせたいという人は、エッセンスを抜き取って、自分に合わせて吸収してもらえればと思います。
ハマってしまい中毒になる要素①:ふり幅
まず、人が何かにハマってしまったり中毒になってしまったりする要素の1つが、ふり幅です。
細かいふり幅の種類や作り方については後半で見ていきますが、このふり幅が大きいほど、人はハマり中毒になり対象に振り回されるようになります。
仕事に中毒になる人はどのような仕事をしているかというと、例えば、大きな緊張と緩和がある。
重大なプロジェクトや、大きなお金を動かす仕事などでの緊張と緩和のふり幅が大きい。
あるいは、不安と安心。
自営で収入がなくなる不安や減る不安がある。
しかし、働けばその分収入などを確保できて安心できる。
苦労からの達成。
達成するまでの苦労がめちゃくちゃ大きいが、達成した時の喜びや気持ちよさが半端ない。
ギャンブルや投機なども同様。
損失と利益が大きいほどハマりやすいし、価格の乱高下が激しい相場ほど中毒になりやすい。
実際に僕自身も過去にFXにハマり散らかし倒していましたが、特に、トランプショックやギリシャ危機の真っ只中のスキャルピングなどは脳内物質ドバドバ状態でした。
こんな感じで、ふり幅が大きいほど刺激的に感じ、ハマってしまい中毒になり振り回される。
これがふり幅の魔法です。
ハマってしまい中毒になる要素②:不確実性
ふり幅と同じように、もう一つ重要な要素があります。
それが不確実性です。
この不確実性が何かにハマってしまったり、中毒になってしまう時のカギとなっています。
例えば、心理学者のマイケル・ゼイラーがハトを使って行った実験では
まず、ハトがボタンをつついてオスとエサが出る装置を使い、
- ボタンを押すと必ずエサが出るパターンと
- ランダムに出る時と出ない時があるパターン
を作りました。
すると、エサが出る確率が100%ではなく20%にしたときのほうが、ハトはギャンブラーのようにボタンを猛烈につつきまることが確認されました。
ただし、エサが出る確率を0%にすると全くつつかなくなった。
結果、必ずエサが出る場合に比べて、ランダムにエサが出たり出なかったりするパターンのほうがボタンをつつく回数がが2倍も多くなったのです。
そして、ハトの脳で放出されるドーパミンの量もはるかに多くなることが確認されました。
また、B.Fスキナーが行った実験でも、同じようなことが確認されています。
実験では、次の4つの条件を設定し、ラットが最もレバーを押し下げるようになるのはどの条件下かを調べました。
- 条件1:レバーの押し下げに関係なく、一定時間間隔でエサが出る(=固定間隔スケジュール)
- 条件2:レバーの押し下げに関係なく、不定期間隔でエサが出る(=変動間隔スケジュール)
- 条件3;レバーを押すと、必ずエサが出る(=固定比率スケジュール)
- 条件4:レバーを押すと、不確実にエサが出る(=変動比率スケジュール)
この4条件でレバーの押し下げの回数がどう変わるかを観察した結果、4→3→2→1の順番で押し下げの回数が下がりました。
ここで肝となるのは、条件3の『必ずエサが出る』パターンよりも、条件4の『不確実にエサが出る』ほうがラットは一生懸命レバーの押し下げをするようになったというところです。
つまり、報酬が必ず与えられるとわかっているときよりも、不確実に与えられるときのほうが相手はそれをより求め、行動が強化されるというわけです。
また、心理学者のダニエル・ギルバートの実験によれば
女性に「男性があなたのフェイスブックページも見て、どのくらい魅力的かを採点してもらいました」と伝え、 男性が女性に評価した内容として
- 「あなたのことが好きです」
- 「あなたのことを好きか嫌いかわかりません」
- 「なんとも思ってない」
の3つをそれぞれ提示したところ、「あなたのことを好きか嫌いかわかりません」と評価した男性が女性から最も魅力的に見られ、「なんとも思ってない」は一番魅力度が低く評価されたことが確認されています。
つまり、自分のことを好きかどうかわからない不安感や不確実性があるほうが、魅力度が高く評価されたのです。
このように、狂ったように対象を求めるようになり、魅力度まで引き上げてしまうのが不確実性の魔法です。
まさに、先ほど挙げた仕事やギャンブルなどの中毒も、ふり幅に加え成功や失敗、勝ち負け、損得の不確実性が高いほどハマってしまいます。
それではここから先に述べたように、ふり幅や不確実性にも種類があるので、それぞれ見ていきながら恋愛への応用へ落とし込んでいきます。
恋愛で女性をハマらせ中毒にさせる方法①:ネガティブ感情とポジティブ感情
まず1つ目、ネガティブ感情とポジティブ感情のふり幅。
これは例えば
- 不安と安心
- 悲しいと嬉しい
- つらいと幸せ
- 癒しと興奮
- 苦と楽
- 緊張と緩和
などなど。
ちなみに、いい人止まりで終わってしまう人の特徴として、当たり障りがなく影響を与えることがなく、相手が感情を動かされないような人は刺激がなく、つまらない人だと感じられ、いい人止まりで終わってしまうという特徴があります。
で、今回は、その逆です。
いい人止まりの人は1~3ぐらいまでの感情しか動かせないのに対し、いい人止まらない男は-3から+5くらいまで感情を動かせる。
後者のほうが圧倒的に女の子に影響を与える存在であり、刺激も感じられふり幅のある男であるというわけです。
こんな感じで、マイナスの感情を与えることが多かったとしても、相手の感情を動かし影響を与えられるという点で言えば、そっちのほうが価値が高い男であるというわけです。
実際に、
- ムカつくことが多い
- 傷つけられることが多い
- 不安にさせられることが多い
そんな男に女の子はなんだかんだで惚れやすかったり、ハマっていったりします。
逆に、悪いところが全然なくすごくいい人だったとしても、刺激がなく、つまらないと感じられ離れていき、結局、クズ男のところに行ってしまうということもあるあるです。
では、なぜクズ男はこの感情の揺さぶりが上手いのかというと、クズ男だからです。
女の子を不安にさせることも悲しませることも傷つけることも多い。
でも、喜ばせるのも上手いし、サプライズやロマンチックなこと、キザなことも平気でできる。
つまらないいい人以上にネガティブな感情にさせるし、つまらないいい人以上にポジティブな感情にもさせる。
相手をただいい気分にさせることよりも、相手の感情のふり幅を大きくすることがハマらせるコツだということを無意識に理解し実践しているため、ハマられる。
恋愛で女性をハマらせ中毒にさせる方法②:イメージと現実
2つ目、イメージと現実のふり幅。
これはいわゆるギャップです。
例えば、いい人が自分のために一生懸命何かをしてくれたとしたら
やっぱいい人だわ。あざまる。
くらいでとどまりますが、クズ男君が自分のために一生懸命何かをしてくれたら
えっ!?あんなにクズのクズ男君が私のために!?うそでしょ!?明日は雪が降るわ!
と喜びに感動が掛け算される。
イメージ的にはこんな感じです。
これに関連する心理現象に、「ゲインロス効果」というものがあります。
ギャップ萌えを狙え!恋愛発展の鍵はアンダードッグ+ゲインロス
ゲインロス効果とは、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなる効果。
最初にマイナスの印象を与え、その後にプラスの印象を与えた方がより良い印象を抱かせることができます。
実際に、心理学者のエリオット・アロンソンの実験でもこれが示されています。
実験では、80人の女性に、次の4タイプの男性と会話をしてもらい
男性に対してどれほど好感を抱いたかを調べました。
で、男性のタイプは
- 終始感じが良い優しい人
- 最初は優しかったのに、突然冷たくなる人
- 冷たそうに見えて、実は心暖かい人
- とにかく怒りっぽい人
パッと見た感じ、1の終始感じが良い優しい人が最も好感を持たれそうですが、結果は、3の『冷たそうに見えて、実は心暖かい人』が一番評価の点数が高く、好印象だったんです。
これがまさにゲインロス効果で、最初に冷たい印象(マイナス)を見せてからの実は心暖かい人(プラス)という面を見たことによって、印象が一気に良くなったというわけです。
こんな感じで
- ツンツンしているイメージからのデレ
- 完璧そうな人の人間味ある弱点
- 怖そうな人がめっちゃ優しい
- チャラそうな人の真面目な一面
などなど。
逆に、いい人・つまらない人は意外性がなく、一定だったりします。
まさに、先に述べた実験の終始感じが良い優しい人。
それだとなかなかハマられない。
イメージと現実のギャップが大きいほど奥深さを感じられ、好奇心も刺激されもっと知りたい!と感じられやすくなります。
そして、追いかけたくなり、ハマってしまいやすくなるというわけです。
恋愛で女性をハマらせ中毒にさせる方法③:理性と本能
3つ目、理性と本能のふり幅。
理性と本能のふり幅とは何かというと、理性ではダメだ、でも本能では求めてしまうというふり幅のことです。
クズ男はまさにこれです。
当然、理性ではダメだとなりやすい。
なぜなら、クズ男だから。
でも、実は本能では強烈に求めてしまう。
なぜなら、クズ男だから。
クズ男は、
- 女癖が悪い、つまり遺伝子を拡散する能力が高い
- 計画的に行動を進めるよりも、衝動的に行動することのほうが多い、つまりリスクを恐れず行動する瞬発力がある
- 自己中心的、つまりリーダーシップがある
などのように、メスの本能が求めてしまうような要素を実は持っているから。
で、このように理性と本能のふり幅が大きいとどうなるかというと、カリギュラ効果が働きます。
カリギュラ効果とは、禁止されればされるほどその対象を求めてしまうという心理現象。
つまり、理性で禁止し本能で求めてしまう状態になると、理性の禁止が油となり本能の欲求が燃え上がってしまうというわけです。
また、これはクズ男に限らずとも、
- 既にパートナーがいるとか
- 悪そうな雰囲気、危険そうな雰囲気
- 女慣れしすぎている
なども、理性と本能のふり幅を作りやすい要素でもあります。
【恋愛心理学】禁止されると求めてしまうカリギュラ効果~強烈にモテる男になる方法~
恋愛で女性をハマらせ中毒にさせる方法④:緊張と緩和
この緊張と緩和は”笑い”などでもよく使われます。
例えば、フリで緊張状態を作り、オチで緩和することによって笑いが起きる。
ガキ使の『笑ってはいけない』や、テベコンの『誰々で笑ったら即芸人引退』なども前提として緊張状態が土台となるため、緩和の笑いが起こりやすくなります。
これと同様に、先ほど挙げたような
- 既にパートナーがいるとか
- 悪そうな雰囲気、危険そうな雰囲気
- 女慣れしすぎている
という男は土台として、相手は緊張状態になりやすくなります。
そのうえで優しくしたり自分を守ってくれたり、また会う約束ができたりすると、それだけで緊張からの緩和になる。
このドキドキ感がハマってしまう原因になるわけです。
逆に、いい人は緊張を感じづらい。
なぜなら、いい人だから。
常に緩和状態のようになってしまっているというわけです。
緊張と緩和のテクニック:嘘
てか、ここのお店お化け出るって知ってる?
え、うそ?
という感じで、嘘お化け話で信じ込ませていって、相手の緊張が高まったところで
まぁ、嘘なんだけどね
で緩和。
緊張と緩和のテクニック:大袈裟な”フリ”
てか、言いづらくてずっと言えなかったことあるんだけどさ…
と、重大なことを告げるような雰囲気を出して、相手が
え、どうしたの?
と身構えたところで
ゴミついてるよ
と、実は超絶くだらないことだったという緩和。
緊張と緩和のテクニック:脅かし
ちょっと怖めな雰囲気のところで「わっ!!!」と驚かせ、緊張マックス。
からの
もぉ~、なんなん!!!
ごめんごめん、おっさんみたいな声出すやん
という緩和。
というように、緊張と緩和を演出することができます。
恋愛では”ふり幅”が超重要
こんな感じでハマってしまう要因でしたが、ハマられる人とハマられない人(いい人止まりの人など)の違いは、「自分軸×攻め」か「他人軸×守り」かの違いにあります。
ハマられない人は、相手に負担がかからないように迷惑がかからないようになどを考えすぎて、いい人ゆえに当たり障りのない人になってしまう。
他人軸なので相手に合わせる形になってしまう。
“守り”に関しても、相手からマイナスポイントを喰らわないようにすることを優先した行動ばかりになってしまったり、自分の悪い部分を見せないようにしたりしてふり幅がなくなってしまう。
恋愛では、いい行いを一定に積み重ねるよりも、ふり幅の大きさのほうが加点ポイントはデカいんだぜというわけです。
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