カムロ(@kamurodayo)です。
今回はリーディングとバーナム効果についてみていきます。
モテる男は、女の子に
「私のことをわかってくれている」
「理解して共感をしてくれる」
「他の人とは違う特別な人だ」
と、思われるような人です。
そして、リーディングとバーナム効果は、これらを女の子に感じさせる技術となっております。
コールドリーディングと恋愛
女性に限らず人間は、自分を理解してくれる人に好意を抱いたり、信頼を寄せたりする傾向があります。
特に女性は、自分を理解してもらいたいという傾向が強いため、占いが好きであったり、リーディングをすると泣かれたりすることがよくあります。
そして、「こんなに自分を理解してくれるなんて!」と感動し、運命だと感じて貰いやすくなります。
つまり、コールドリーディングは恋愛における強力なテクニックであるのです。
これができると本当にモテる。
恋愛以外でも、人間関係や交渉事、営業などでも使えるテクニックだから身に着けて損はない。
コールドリーディング
コールドリーディングとは、外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術です。
「コールド」とは「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読みとる」という意味です。
バーナム効果
バーナム効果とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象です。
占い師がよく使うテクニックですね。
・バーナム効果に関する実験
心理学者バートナム・フォアは被験者の学生たちにある性格診断テストを行いました。
そして、学生が答えた内容にかかわらず、フォアは全員に全く同じ診断結果を渡し、学生に診断の精度を5点満点で評価してもらいました。
その結果、クラスでの平均点は4.26点でした。
つまり、それぞれ個性の違う学生たちが全く同じ診断をされたにも関わらず、学生たちは診断結果がほとんど自分に当てはまると感じたのです。
ちなみに、学生たちに渡した同じ内容の診断結果は以下のようなものです。
「あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。」
「また、あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。」
「あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。」
「外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。」
「正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがあります。」
「あなたはある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱きます。」
「そのうえ、あなたは独自の考えを持っていることを誇りに思い、十分な根拠もない他人の意見を聞き入れることはありません。」
「しかし、あなたは他人に自分のことをさらけ出しすぎるのも賢明でないことにも気付いています。」
「あなたは外向的・社交的で愛想がよいときもありますが、その一方で内向的で用心深く遠慮がちなときもあります。」
「あなたの願望にはやや非現実的な傾向のものもあります。」
情報を信頼してしまう条件
さらに、次のような条件を満たす時、被験者はテストの正確さに、より高い評価を与える事が後の研究でわかっています。
・被験者がその分析は自分にだけに適合すると信じている
・被験者が評価者の権威を信じている
・分析が前向きな内容ばかりである
つまり、この研究で分かったことは、
・人間は曖昧で一般的な内容の診断結果を完全に自分に当てはまると考える傾向があること。
・特に評価者の権威や信頼があるほどその傾向は強まる。
・そして、人間は自分に都合のいい情報を受け取る傾向にあるため(確証バイアス)、自分にとってポジティブな内容ほど信じやすくなるということです。
リーディングにこれら条件を組み込むことで相手はこちらの発言を信頼しやすくなるというわけだ。
実際に使うための原則とガイドライン
それでは、実際にコールドリーディングとバーナム効果をを使うための、ガイドラインと原則をいくつか紹介したいと思います。
限定条件
絶対に確定した事実という印象を与えないことは、コールドリーディングの鍵となる原則の一つです。
条件をつけたり、曖昧な言葉を使えばずっと安全(否定されづらい)になります。
たとえば、「シャイだろ?」と尋ねると、相手は「シャイじゃない」とはっきり否定することができますが、「ときどきシャイになるね」と言えば、相手は否定しづらくなります。
このように相手がはっきりと否定しづらくなるフレーズとして、
「○○なところもある」「ときどき」「意外と」「どちらかというと」「たまに」「結構○○する」「○○しがち」
などが使えます。
よりリーディングに自信がある場合は、
「たいてい」「滅多にしない」「たくさん」「基本的に」「普段は」
などが使えます。
因果関係
リーディングに信憑性を持たせるフレーズがあります。
それが「なぜなら」などの理由付けをするフレーズです。
たとえば、
結構頭で考えながら喋るタイプで、人の言動とか行動とかを無駄に深読みしすぎて悩んだり引きずったりすることよくあるでしょ?
うん
やっぱり。すごい周り見えてて気配りとかうまいし、音楽と絵描くの好きって言ってたから、そういう人って結構繊細だったり自分の中でよく考えたり感じたりする感受性が豊かなんだよね(理由付け)
ちなみに、このリーディングは、内向型の特徴を類推したものです。
内向型の本質は「高反応」。
つまり、刺激に敏感。
「周りが見えてて気配りがうまい」⇔「内向型は周囲の機微に気づきやすい」
「音楽や絵を描くのが好き」⇔「内向型は刺激に敏感なため、感受性が豊か。一人で行う作業を好む」
「よく考えたり」⇔「内向型は、出来事に対して、なぜだろう?とよく考える。思慮深い。」
「結構頭で考えながら喋るタイプ」⇔「内向型は周囲の反応に敏感なため変な発言をしないよう考えて喋る」
「人の言動とか行動を無駄に深読みしすぎて」⇔「敏感。なぜだろうと考える。思慮深い。」
「悩んだり引きずったり」⇔「敏感。なぜだろうと考える。思慮深い。」
というように、見える特徴から、
類推して他の特徴を挙げるという感じで、
裏では「内向型」という特徴が因果関係の軸となっています。
また「周りが見えてて気配りがうまい」「自分の中でよく考えたり感じたりするのが得意」
というように相手を褒めるような言い回しを使っているため、相手はそれを受け入れやすくなり、リーディングの信憑性も高まります。
自信
ある実験では、役者が根も葉もないことを自信満々にそれっぽくしゃべると、評価者は専門家であるにも関わらず、95%が刺激的、85%が内容がよく整理されている、75%が実例が適切、というように高い評価し、その内容を信じていました。
このように、内容に確証がない場合、喋っている人の印象によって内容の信憑性が左右されてしまいます。
つまり、リーディングを行う際は、自信満々に喋る、振舞うことで信憑性を高めることができます。
さらに、女性は自信を持っている男性に対して男性としての魅力を感じ、高い評価をします。
自信はリーディングにも、魅了にも使えるというわけです。
対比
対比とは、たとえば
「楽観的で社交的になることもあれば、一人の方が落ち着いていられることもある」
というように、正反対の内容を対比して並べる方法です。
この文面を見ると、当たり前のことを言っているように見えますが、説得力のある態度で相手に共感しながら言えば、驚く程心が見透かされているように相手は感じてしまいます。
観察
リーディングでは、相手を観察することが非常に重要となります。
占い師などは、話をしながら相手の反応を見て、どこに食いついたか、どこに否定的な反応が出たかを見たりします。
また、仕草や持ち物などあらゆる情報から、その人の特徴などを探ります。
否定・肯定の反応、つまらないとき・楽しいときの反応、その人の性格を表す特徴などは、ネットや本などでも勉強すれば知識はすぐに手に入ります。
または、人と会うたびに、この人はどんな人かな?と仮説を立てて、それを検証していくことでもリーディングのスキルは向上します。
テレビの音量を消して、写っている人がどんな話(楽しい話、悲しい話)をしているか考えてみて、音を出して答え合わせをするという方法でもリーディングスキルは身につけられます。
つまり、普段から意識して、相手を観察する癖をつけておくと、自分でも驚く程、人を分析する能力が高まります。
そして、相手のことを少ない情報から分析できたり、リーディングが上手くなるとモテます。
なぜなら、人は自分を理解してくれる人に好意を抱くからです。
観察力は訓練で得られる要素が大きい。
しかし、このスキルを身に着けておくとあらゆる場面で役に立つ。
モテを作る「資産」になってくれる。
ぜひ、このスキルは身につけておきたいものだ。
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