カムロ(@kamurodayo)です。
- 気づいたら沼ってた
- 離れられなくなっていた
- 貢いでいた
そんな状態を作り上げてしまうヒモ男も使う方法の1つを、元ヒモの僕がお伝えしていきます。
もちろん、黒めの目的に限らず
- 純粋に好きな人を振り向かせたいとか
- 付き合うなり男女の関係になるなりしたい
という場合でも構造は同じなので、それを踏まえたうえで見てもらえればと思います。
今回の話は、”流れ”の部分が重要となるので、それを順番に見ていきます。
女性を沼らせる方法ステップ①:与える段階
ここの段階は、いわゆる普通のアプローチです。
ちょい厳密に言うとプラスのアプローチ。
例えば
- マメな連絡であったり
- 優しさ
- 変化に気づく
- 褒め
- 承認欲求を満たしてあげる
などなど、好意的なアプローチ。
このブログで発信している内容だったり、それ以外の恋愛系のものだったりの多くを占めるのは、この与える段階に当たります。
要は、
- 好意的なアプローチによって返報性などで相手からも好意を寄せられる
- 積極的に関与していくことで、距離を縮めたり仲を深めたりする
ということなので。
よく連絡もくれるし、困っていたら助けてくれる。悩んでいたら親身に相談に乗ってくれる。
髪型を変えたらすぐに気づいてくれるし、似合っていると言ってくれる。
一緒にいると楽しいし、デートでも女性扱いしてくれる。いいかもッ
みたいな状態を作る段階ですね。
いわゆる通常の恋愛でのアプローチです。
で、次の段階も通常の恋愛でのアプローチと同様となります。
女性を沼らせる方法ステップ②:深める段階
与える段階で、初対面の知らない人というくらいの関係を抜け出し、警戒をある程度解けました。
そして相手に好意や興味・関心を向けることで、”好意の返報性”を発動させ距離を縮め、あなたという存在が『不快』ではなく『快』であるという認識をある程度でもいいので強めることができました。
場合によっては、与える段階だけで恋愛関係に発展することもしばしばあります。
で、ここからさらにもう一段二段深い関係に入っていきます。
少し細かく言うと、この段階では
ことを行っていきます。
沼らせるためのポイント:「自我関与」を引き出す
心理学的に言えば「自我関与」という概念があります。
女性を夢中にさせる!自我関与で恋愛感情を発展させる4つのテク
自我関与とは、自分が深く関わったことに対してはそれだけ思い入れが強くなり、そのことを意識するようになること。
女の子に対しても、か弱さだったり相談をされたり頼られたりして、その子に関与すればするほどその子に好意を持ってしまったり、そういう面を男に見せられる子ほどモテていたりしますよね。
まさにそれです。
なので、この段階ではまず「深い部分に関与させる」ために、弱みや悩みなどの深い自己開示を行っていきます。
例えば、
- 自分のコンプレックス
- 過去のトラウマ
- 欠点
- 失敗談
- つらかったことの話
- 相談
などの深い自己開示。
ちなみに、テクニック的な話で言えば「アドバイスシーキング」というテクニックがあります。
恋愛の鍵はアドバイスシーキング!好意を得る心理テクニックを解説
これは要は、人はアドバイスを求めてきた人に好意を抱きやすくなるという性質です。
「自分を頼ってくれている」と自尊心が刺激され、自我関与も強まるので。
人に何かを教えたり、それが役に立ったと実感できることって楽しかったり嬉しかったりしますよね。
自分には何のリターンもなくても。
まさにそれです。
沼らせるためのポイント:「与えて」から「深める」
ちなみに、「与える段階」のあとの「深める段階」で弱み系の自己開示を行うことにも意味があります。
なぜなら、まだ距離が縮まっていない段階で弱み系の自己開示をしたところで、「そんなこと言われても」状態になるし、ただの弱々しい印象になるだけだったりするからです。
逆に、ある程度関係ができてから弱い部分・深い部分を開示されると
それだけ距離が縮まっているんだ
私を信用してくれているんだ
と、ある種錯覚しやすくなります。
また、「与える段階」というのは、返報性が蓄積される段階でもあります。
与えられたらお返しをしなきゃというのが返報性です。
つまり、その段階を通っておくことで
話を聞いてあげたい
力になれるならなりたい
という心理を意識的にも無意識的にも、強めておいたという布石になっているわけです。
沼らせるためのポイント:「フィードバック」と「返報性」
で、深い自己開示を行ったらフィードバックを与える。
- 「話聞いてくれてありがとう」
- 「相談乗ってくれてありがとう」
- 「なんか楽になった」 など
『役に立った』と伝えてあげます。
これによって、自己重要感などの承認欲求だったり、「力になりたい」という従属心だったりをくすぐってあげる。
そして、自己開示にも返報性は発動します。
相手が色々話してくれたら自分も色々話そうってなりますよね。
それです。
これが「深い部分に関与する」ことに繋がります。
「深い部分に関与させる」で、相手も深い自己開示をしてくれる状態にほぐれているわけです。
あとは、「うんうん」聞いてあげるなり、認めてあげるなりする。
沼らせるためのポイント:「カタルシス効果」
心理学的に言えば、この時「カタルシス効果」も働きます。
カタルシス効果とは「精神の浄化」みたいな意味で、要は、ネガティブな感情を吐き出させた相手に
好意を持つという性質ですね。
このようにして、深い部分をお互いに共有しあった関係、それを認めてくれた存在というポジションを強めていきます。
要は、特別な存在になっていくわけですね。
この時点で心の扉もガバ開き状態になって、そのまま男女の関係にもなりやすかったりします。
女性を沼らせる方法ステップ③:受け取る段階
まず、この受け取る段階では引きのアプローチをすればOK。
しなくてもOKですが。
与えるの段階はいわば”押し”のアプローチとなっていました。
で、その”押し”があって関係を深めて”引く”。
いわゆる普通の恋愛のオーソドックスな「押し引き」ですね。
で、押して深めて引くとどうなるかというと、相手が押してきやすくなります。
要は、こちらが引いてできた隙間を埋めるように相手は押してくるイメージ。
追いかけすぎると相手は逃げたくなる心理の逆といったところです。
そして相手が押してくるということは、連絡やアポ、好意、アプローチなどが増える、それを受け取るというのも受け取る段階の1つです。
沼らせるためのポイント:「能動的に受け取る」
具体的には、
- 相談に乗ってもらう
- 仕事を手伝ってもらう、アドバイスを求める
- 物・お金を貸してもらう
- 電話に付き合ってもらう
- ちょっとした物を買ってもらう
- 取るに足らないわがままを言う
などなどがまさにこれ。
一言で言えば、利他的な行動を引き出すことです。
沼らせるためのポイント:「女性を満たす」
で、この受け取る段階の狙いは大きく2つあります。
1つは、相手を満たすこと。
まず人は、利他的な行動をすると強烈に満たされます。
神経科学的にも、人は利他的な行動をすると脳の快感を知覚する部分が反応し、
- 寿命の増加、ストレス低下
- 自尊心の向上、鬱の減少、血圧低下など
肉体的な健康や精神的な健康にも結びついていることが明らかになっています。
また先ほど話したような、
- か弱い女の子だったり相談をされたり頼られたりして、力になってあげるとその子に好意を持ったりそういう子ほどモテたりするのも
- アドバイスシーキングで人に何かを教えたり、それが役に立ったと実感できることって楽しかったり嬉しかったりするのも
“してあげた”側が強烈に満たされているわけです。
例えば、僕は犬という動物が好きで実家でも飼っていましたが、その犬という動物は
- 自分でご飯を作って食べることもできないし
- トイレを片付けることもできないし
- ドアを自分で開けることも高いところにあるものを取ることもできない
なのでご飯出してあげるとか、ドアを開けてあげるとかってことをお金がもらえるわけでも「ありがとう」と言われるわけでもないのに、無償でやってあげるし、かまってほしそうにしてたら他の作業をやっていたとしてもそれを中断して遊んであげる。
で、これは人間である僕が犬という動物に完全に”してあげている”わけですが、実は、僕のほうが強烈に満たされているわけです。心理的に。
このように人は”してあげる”ことで、「頼られている」とか「役に立っている」「自分がいなきゃ」「自分の存在に意味がある」的な承認欲求を強烈に満たされる。
しかも、これは女性のほうが強くて、スイスのチューリッヒ大学の研究では
脳の報酬系に関与する領域が男性の場合、お金を自分の懐に入れるときに活発になり、
女性の場合、誰かにお金を分け与えるときに活発になる。
しかも、男性よりも女性のほうが利他的な行動をすることによって、ドーパミンやセロトニン、オキシトシンなどの分泌が増えるということもわかっています。
これらの脳内物質は、恋愛と密接に関係ある神経伝達物質です。
沼らせるためのポイント:「コミットメントを引き出す」
もう一個の狙いはコミットメントを引き出すことです。
コミットメントとは、確約する、積極的に関わる責任をもって取り組むといった意味で使われます。
身近な例で言うと
明日ひま?
と聞かれて
ひまだよ
と答えると
じゃあ買い物付き合って
と言われた時に断りづらくなる現象。
最初から「明日買い物付き合って」と言われれば断りやすいけど、「明日ひま?」に対して「ひまだよ」と言ってしまっている手前、断りづらくなるというもの。
「明日ひま」にコミットメントが働いて「明日買い物付き合って」にイエスと言ってしまう、と。
このように、一度行動を引き出すとそこにコミットメントが働いて、それに一貫した行動を今後も取り続けやすくなるというわけです。
一番最初の体の関係を持つというハードルは高かったとしても、一度関係を持ってしまえば2度3度と体の関係を持つハードルは激低になるのがまさにこれです。
沼らせるためのテクニック:「フットインザドア」
で、ここでのテクニック的なことを言うとすれば、フットインザドアです。
最初に小さな要求を飲ませ、それから関連するもっと大きな要求を出すとそれも承諾されやすくなるというものですね。
つまり、最初は取るに足らないくらいの小さな”してもらう”を引き出して、どんどん大きくしていく。
フットインザドアとは?恋愛や交渉にも役立つテクニックを伝授
ちなみに、帰れる家を増やすということで言えば、初めは家に遊びに行くくらいでお泊りするようになったら、ちょっとずつ自分のものを置いていくのもコミットメントに繋がります。
例えば、歯ブラシや下着や服を置いていったり、ゲームを置いていったり。
で、フットインザ的に物の割合や泊まる頻度を高めていくことによって、気づいたら帰れる家が一個増えていたりします。
で、実際に僕がやっていたもので
- 基本ベースはこの子の家
- 日曜は次の日こっちのキャンパスで授業があるからそこに近い子の家
- 金土は次の日休みだからこっちの子の家みたいな感じで
曜日固定などをするのも効果的です。
まず、人の脳は”状況”が結びつくと、“行動”が習慣化しやすくなります。
つまり、「日曜」という状況で必ずお泊りという行動が紐づくと「日曜はお泊りだ」となり、それが当たり前の状態になりやすい。
で、たまに日曜に行かなければ「寂しい」的な欲求の増幅になったり、日曜以外に行くだけで「嬉しい」的な報酬になったりします。
で、この受け取る段階を行っていくということは相手の
- こちらに尽くすという行動や
- ポジションを引き出すことや
- 労力、感情、時間、金銭 などなど
コストが積み重なることになります。
するとどうなるか?
女性を沼らせる方法ステップ④:沼の段階
まず、サンクコストが積み重なってますね。
【恋愛行動経済学】『手放せなくなる男』になる方法
一応サンクコストとは「埋没費用」のことで、要は、今までかけてきた戻ってこない費用。
- ソシャゲにどんどん課金してしまう
- ギャンブルの辞め時を失う
- UFOキャッチャーで熱くなって必要以上にお金を投入してしまう
というのも、サンクコストをかけて抜け出せなくなる例です。
ここでやめたら、今までかけてきたお金がパーになってしまう。
だから投入したコストが大きいほど、やめられなくなるという心理現象。
脳の目先の損失を回避したいという性質が働くことで起こる現象です。
要は、
- 「ここまでコストをかけたのにここで手を引いたら今までのが全部水の泡になる」
- 「ここまで来たら後に引けない。付き合えればチャラだからそれまで頑張る」
とさらに執着するようになる。
ギャンブルや投機などでもよく見る光景ですね。
沼らせるためのポイント:「保有効果」と「現状維持バイアス」
また、保有効果や現状維持バイアスもかかります。
簡単に言うと「自分が今持っているものを手放すことには抵抗がある。現状を維持したい」という心理です。
例えば、マグカップが500円で売っていたら絶対買わないものでも、自分がそのマグカップを既に持っていて、500円で売ってくれと言われたら売りたくないと感じる。
つまり、自分が今保有しているモノの価値を高く見積もり、手に入れるときよりも手放したくない、失いたくないという気持ちのほうが大きくなるという感じ。
これも脳の痛みや損失を避ける性質が働いているものです。
で、ここでの保有や現状というのは
- 二人の関係だったり
- ステップ3で引き出したコミットメントだったり
- 自我関与が強まっている状態や家という自分の生活に深く入ってきているという事実だった
- 承認欲求を満たしてくれる存在であるということだったり
これを失うとなると、脳レベルで強烈に抵抗を起こすわけです。
沼らせるためのポイント:「自発性」
そして、特にクズ系の男性だとここらへんにくると段々、本性をあらわしてくる。
- 生活のだらしなさだったり
- お金関係
- 女関係
- その他もろもろのダメ要素が表に出てくる、と。
で、普通の状態であればダメな部分があったら離れる方向に働くけど、このステップ4まできていると離れられないどころか、むしろ気持ちやコミットが強まります。
なぜなら、自発性が強まるからです。
まず前提としてだいぶハマってしまっていて、抜けられなくなっている、そんな状態でマイナスな部分があったとしても離れられない。
すると、その事実というか自分を正当化するために
こんなダメな部分があっても一緒にいる私は、それだけ心からこの人のことを好きなんだ
と無意識レベルで認知が歪んでしまう。
なんなら、「私がいないと」「私じゃなきゃ」と、貢献感や従属心などの承認欲求がどんどん勝手に満たされる。
周りから「そんな男やめときなよ」と言われても離れられない。
それどころか自発性が高まっていく。
でも、なんだかんだ優しいし…
私がいなきゃダメなの
これもよく見る光景ですね。
沼らせるためのポイント:「確証バイアス」
さらに、人には確証バイアスという性質があります。
確証バイアスとは、自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識的に集めてしまい、反証する情報を無視したり集めようとしなかったりする傾向のこと。
つまり、『あなたと一緒にいる私』を否定する情報に目を瞑り、肯定する部分ばかりに注目してしまう。
そして、周りに否定されたりマイナスな部分が見えるほど、相手への気持ちは強くなる。
与える段階にいた「あの頃の優しかったあなた」も確証バイアスの布石となっていたわけですね。
で、
俺には君がいないと
君なしじゃ生きられない
的な「俺も君に依存しているよ」というニュアンスの共依存の演出なんかをされるだけでも、さらに承認欲求が満たされてしまい安心を感じてしまう。
それによって、この関係が壊れることへの恐怖も強化され、深みにハマってしまう。
このようにして気づいたら沼にハマってしまっているというわけです。
女性を沼らせる方法4ステップを使いこなそう
というわけで今回の話は”流れ”がメインで、
- 与える段階
- 深める段階
- 受け取る段階
- そして、沼の段階
ということでしたが、冒頭でも話した通り、普通の黒くないめの恋愛でのアプローチでもこの流れはめちゃくちゃ効果的です。
もっと細かい部分とか、ブログでは出したくないようなエグイ部分もまだまだあるので、そこらへんの深い部分はメルマガのほうでやってたりするので、興味があれば登録してもらえればと思います。
で、今回の話はそのまま使ってもいいし、本質を抜き取って応用してもらうこともできるので、ぜひ活用していってください。
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