カムロ(@kamurodayo)です。
「見ちゃダメ」「しちゃダメ」と言われれば言われるほど、見たくなるし、したくなる、どんどん興味が湧くという経験はないでしょうか?
その心理は、カリギュラ効果という現象が働いているためです。
カリギュラ効果とは、禁止されほど求めてしまうという心理現象です。
今回は、このカリギュラ効果を使って、女性を口説く、長期的な関係にするテクニックについて紹介します。
また、強烈にモテる男は大体カリギュラ効果の恩恵を受けて、モテまくっています。
ダメ男やチャラ男がモテまくる原因はカリギュラ効果です。
そんな、勝手にモテまくるポジションに立つための戦略についても見ていきます。
心理的リアクタンス~禁止されると欲しくなる~
やめろと言われれば言われるほど、やりたくなってしまう現象を社会心理学者のジャック・ブレームは「心理的リアクタンス」と呼びました。
これは、
人は自分自身で選択や決定をしたいという性質や、自由を奪われたくないという本能があり、命令に対して反発したくなることから起こる現象
とも言われています。
児童心理学の分野では、心理的リアクタンスに関する実験が数多く行われています。
たとえば、三歳から五歳の幼児たちの前に、たくさんのおもちゃを用意し、その中の一つを適当に選んで、「このおもちゃには絶対に触っちゃダメだからね」と禁じます。
子供たちは、禁じられたおもちゃのことをチラチラ気にしながらも、懸命に禁じられたおもちゃで遊ぶことを我慢します。
その後「どのおもちゃで遊んでもいいよ」と禁止を解くと、子供たちは一目散に禁じられていたおもちゃに飛びつきます。
さらに数日後、「あの中で欲しいおもちゃをひとつだけあげるよ」というと、全員が例外なく禁じられていたおもちゃを欲しがるというわかりやすい心理的リアクタンスが確認されています。
つまり、ダメと言われるほど興味が湧き、それが魅力的に見えて仕方なくなる。という現象が三歳児にも見られ、これは人間の本能的なものであるということが示されています。
人は禁止されるほど「心理的リアクタンス」が働いて、それを欲する
カリギュラ効果
この「心理的リアクタンス」は、アメリカでは「カリギュラ効果」とも呼ばれています。
『カリギュラ』とは、あまりに残虐なシーンや性的なシーンが多いという理由で、アメリカのボストン市で突然上映禁止となった映画です。
しかし、上映禁止によってボストン市民の心理的リアクタンスが掻き立てられ、「カリギュラを見たい」とボストン市民は、市街の映画館に殺到しました。
結果として、『カリギュラ』は公開当初、完全に娯楽映画で、むしろ見世物的なジャンルであったにも関わらず、上映禁止騒動があったおかげで芸術映画として認められ、多くの高評価を得る映画に変容していきました。
この現象から、心理的リアクタンスによって、興味や関心を掻き立てられるだけではなく、禁止されたそのものを魅力的に見せ、価値まで高めてしまうということがわかります。
禁止されると、やりたくなるだけではなく、魅力度や価値までも高く見積もってしまう
人にはなぜこのような性質が備わっているのか?
人にはなぜこのような性質が備わっているかと言うと、
「自己効力感」という本能の表れではないかと考えられています。
人間に限らず、高等な霊長類は全て、「自分のことは自分で律したい」という生得的本能を遺伝子レベルでもっていると言われています。
つまり、人間にとって自己効力感を保つことは、人間らしく生きることといっても過言ではなく、だからこそ他人に禁止をされると自己効力感を守るための抵抗として、その対象を強く求めるようになるのです。
恋愛における「ロミオとジュリエット効果」のように、障害があったり禁止されたりしている恋愛には燃え上がってしまうという現象も、心理的リアクタンスが働いているためです。
自己効力感を守るために、禁止されると本能的に反発したくなる
カリギュラ効果を恋愛に応用する
このカリギュラ効果は恋愛では非常に使える心理効果です。
が、しかし世間では「恋愛では禁止をしましょう!」「おあずけが効果的!」と謳われていますが、半分正解で半分不正解かなという感じです。
正しくは、「相手が少しでも求めているのであれば、カリギュラ効果は強烈に効果を発揮する」。
どういうことかというと、
全く興味ない非モテ男に

今日は絶対LINEしてこないで
と言われても、

言われずともしねーよ
と女子に思われてしまう。
逆に、ちょっとでも気を引けている女の子であれば

今日は絶対LINEしてこないで
と言えば

え、なんで?
とモヤモヤを残せる。
めちゃくちゃLINEをしたかったわけではなくても、禁止されることによって潜在的に「LINEをしたい」という欲求が膨れる。
つまり、「カリギュラ効果で欲求を掻き立てる」ということは、すでに欲求の種があるから育つもの。
種がなければ育つものもないというわけです。
そのため、カリギュラ効果を有効的に使うには、ある程度は相手の気を引けている必要があるわけです。
相手が少しでも求めているのであれば、禁止をすることによってカリギュラ効果は強烈に効果を発揮する
ダメ男やチャラ男がモテる理由
ダメ男やチャラ男がモテるのも、カリギュラ効果が効いているからです。
「付き合っちゃいけない3B 」というものがありますね。
美容師
バーテンダー
バンドマン
この3つの職業がなぜ付き合っちゃいけないと言われているかというと、要は「モテるから」です。
仕事上で女性の流入が絶えないからモテるわけですね。
この「付き合っちゃいけない3B」はただでさえモテるわけですが、そのモテを加速させているのが「付き合っちゃいけない3B」というラベリング(レッテル)です。
勝手にカリギュラ効果が発揮されるようラベリングされている。
「付き合っちゃいけない」という禁止がされているのです。
禁止されているのにモテない男
しかし、DV男やモラハラ男は、付き合っちゃいけないけれどもモテるわけではない。
(モテる人もいますが、DVやモラハラがモテの直接的要因ではない。対して「付き合っちゃいけない3B」はそれ自体がモテの直接的要因になりうる)
この違いは何か?
付き合っちゃいけない理由が「モテるから」ではないからです。
どういうことかというと、、、
本能で求めさせて、理性で禁止する
まず、女性は本能的にモテる男を求めます。
モテるということは、子孫を残せる確率が高い、且つ、子供もモテるから子孫が繁栄する確率が高い。
モテるということは優秀な遺伝子を持っていることの裏付けになるからです。
モテる遺伝子を求める。つまり、本能的にはそれを求めるというわけです。
しかし、理性では禁止している。
「モテるから付き合ったら苦労する。だから付き合っちゃだめだ。」と、理性では禁止をしてしまうわけです。
本能では求めているが、理性では禁止してしまうため、カリギュラ効果が働いて、強烈に求めてしまう
勝手にカリギュラ効果が働いてモテるポジション
「付き合っちゃいけない3B」のように、勝手にカリギュラ効果が働くポジションになると、モテスパイラルが起きます。
モテる→禁止される→もっとモテる
という具合です。
ここからは、カリギュラ効果を使って自動的にモテるポジションに立つ方法についてみていきましょう。
禁止させて、惹きつける
「あいつはやめておいたほうがいいよ」と言われるポジションを得られると、自動的にカリギュラ効果の効果を享受できるようになります。
特にコミュニティ内の恋愛ではこれがよく使えます。
僕の場合、高校の時は同級生で一番目立っている子をセフレにしていたり、バイト内で彼女を作ったり、色んな子と遊んだり、職場ではサイコパス的な人間だと思われたりしていました。
結構、実際に「あいつはやめておいたほうがいい」と言われていました。
おかげで、「あいつはやめておいたほうがいい」というアドバイスを他の人から受けた女の子ほど求めてきました。
チャラ男・クズ男のポジションを取ると、周りが勝手にカリギュラ効果を仕掛けてくれるわけです。
ここで必要なステップは2つ。
あいつはやめておいたほうがいいと言われるようなイメージを確立すること。
実際に、コミュニティ内で遊んだり彼女を作ったりもいいですし、
「遊んでいる」「女は途切れないけど、人を好きにはならない」というようなことを男友達や同僚に言っておく
(女の子に直接言うのは気持ち悪いので言わない。女の子に「遊んでるの?」と直接聞かれたら「遊んでないよ。童貞だし(にこっ)」と適当に返せばOK。これだけで興味を持たれることも多々ある。)
実際に口説くこと。
1つ目のステップで、カリギュラ効果の土台「あいつはやめておいたほうがいいよ」のポジションを作ったら、あとは狙った子を口説く。
口説くことによって、潜在的に土台が作られていたカリギュラ効果が力を発揮するイメージです。
これをやると女の子の心理がこのように動く↓
1.まず「この人はやめたほうがいい」という禁止がある
2.そのうえで、「私を口説いてきている」
3.すると「この人を好きになっちゃだめだ」と無意識下で禁止がかかる
4.これによって、「惹かれてしまう。でもダメだ。」という循環が回ることによって、カリギュラ効果が強烈に働いて、落ちてしまう
1.「あいつはやめておいたほうがいい」と言われるブランディング
2.実際に口説く
惹きつけて、禁止する
もうひとつ、惹きつけてから禁止することで強烈に求めさせることも可能です。
単純に、禁止して惹きつけるを逆の順番でやればOKです。
ある程度惹きつけられているなという段階に来たら、禁止をかけます。
・他に女がいるような匂わせ
・付き合う気はないという匂わせ
・「俺はやめておいたほうがいいよ」と伝える
などですね。
ある程度惹かれて求めてしまっている段階で、禁止をかけることによって、さらに強く求めさせることができます。
カリギュラ効果を使うと長期的関係になりやすい
あえて禁止をして、カリギュラ効果を発揮することもメリットは、相手に強烈に求めさせることができることです。
しかし、僕個人的に一番のメリットは女の子との関係が長期化されやすいという部分だと感じています。
禁止をせずに、スムーズに付き合う・セックスをするよりも、禁止をかけてからゴールしたほうが、その後の関係も長期化しやすくなります。
理由としては、3つあります。
自己効力感の刺激
1つ目は、自己効力感。
これは先の研究事例で挙げた、おもちゃの禁止を解くと一目散に禁じられていたおもちゃに飛びついたり、
カリギュラという映画が大ヒットしただけではなく芸術映画として多くの高評価を得たように、それ自体を強く求め、
さらに魅力度も高く評価するようになるため、女性との関係も長期化しやすい。
コミットメントの強化
2つ目は、コミットメントが強化される。
要は、肩入れが強くなるということですね。
「禁止されたにもかかわらず、自分の意志でそれを求め、禁止を振り切ってでも手に入れた。」
禁止されることによって、手に入れるまで困難や障害があるように感じられるほど、自分自身がそれを求めているんだ・好きなんだと、ある種勘違いする心理現象が起こるというわけです。
それによって、コミットメントが強化されて、付き合ったりセフレになったりした後も、関係性が長期化しやすくなる。
サンクコストバイアス
最後は、サンクコストバイアスがかかる。
サンクコストとは、「埋没費用」のことです。
パチンコで2万円投入したが当たらない。
しかし、ここでやめたらすでに投入した2万円と時間が水の泡になる。
だからさらに課金する。
時間とお金を投入すればするほどやめられなくなる。
という現象ですね。
つまり、禁止をすることによって、手に入れるのが困難だと感じられる。
手に入れるまでに、困難や障害が多く、コストがかかる。
スムーズに手に入れるのに比べて、コストがたくさんかかったことになります。
これが、サンクコストですね。
すると、手に入れた後も、簡単には手放せなくなる。
手に入れさせるまでに、いくつかの禁止をすることによって「せっかく苦労して彼女になれたのに」「たくさんの時間をこの人に投入した」と感じさせることができます。
これによって、コストをたくさんかけた、簡単には手に入らないものだと認識するため、彼女やセフレになった後も、手放したくないという心理が働き、長期化しやすくなります。
まとめ:カリギュラ効果を恋愛に応用する
カリギュラ効果とは、
この現象の根底にあるのは、
恋愛でカリギュラ効果を応用するのであれば、
「付き合っちゃいけない3B」やチャラ男、魅力的なクズ男がモテるのも、カリギュラ効果が働いて、モテが加速している。
理由としては、上記の男の根底には、そもそもモテるという要素を持っているからです。
女性は本能的にモテる男を求めている。
しかし、理性では「付き合っちゃいけない」という制限や禁止を意識的にも無意識的にも持ってしまう。
すると、本能では求め、理性では禁止している。
「求めさせて、禁止する」が自然と成り立ってしまっているのです。
そのため、カリギュラ効果が働いて、モテが加速されていくわけです。
つまり、「男としての魅力」×「自分自身が禁止の対象」である場合、爆発的にモテる。
これが、チャラ男やクズ男がモテて、いい人がモテない理由の一端を担っているわけです。
「禁止」をすることによって、強烈に求めさせる。
ぜひ、使ってみてください。
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