カムロ(@kamurodayo)です。
女性を褒めることはめちゃくちゃ重要。
褒めることは、
- 感情を揺さぶることにも
- 自尊心をくすぐることにも
- 好意を獲得することにも
繋がります。
ただし、使い方を間違えたり地雷を踏んでしまうと、
- かえって嫌われたり
- 『媚び』を感じられたり
- 嘘くささや社交辞令だと感じ取られてしまうと警戒に繋がったり
もする。
上手く使えれば超強力な武器になりますが、下手に使ってしまうとむしろ逆効果になるわけです。
で『褒め』において超重要なポイントがあります。
これを押さえてもらえば失敗することもなくなるし、より相手が喜ぶ褒めとか、感情を揺さぶったり素直に刺さったりするような褒めをすることができるようになる。
そんなポイントを今回は3つ紹介します。
これを実践することで、恋愛においての最強スキル「褒め」の能力が二段階三段階と上がるはずです。
人はどんな褒め方に好感を抱くのか?
その前に、前提となるこんな実験があります。
実験は、アメリカのロチェスター大学でおこなわれたもので、男女198人を集めて「人はどんな褒め方に好感を抱くのか」ということを調べました。
実験参加者にまずは自己紹介を書いてもらい、その後、その自己紹介を参考に
「絵が描けるなんてすごい!かっこいい!」と具体的なポイントとその理由を述べたパターンと
「優しそう!素敵な人だと思いました!」と抽象的な褒めのパターンを提示しました。
その結果、前者のような褒め方のほうが好感を持てたと答えた人が30%も多かったのです。
褒めのキモは「納得感」
では、なぜこのような結果になったのかというと、前者と後者の刺さる褒め・刺さらない褒めの差は、納得感にあったのです。
要は、
対して
このように、褒めというのはいくらこちらが本気で思っていても、いくら言葉をこねくり回しても相手に刺さらなければ意味がない。
受け手がそれを褒めとして受け取れば刺さるし、心にもないお世辞だと受け取ってしまえばはじき返されてしまう。
で、相手が受け取れるかどうかは納得感で決まるというわけです。
女性の感情に刺さる褒め方
ではでは、ここまでの前提を理解してもらったうえで、刺さる褒めをするためにはどうすればいいのか、ここから見ていきます。
女性に刺さる褒め方①:「相手にとって重要なポイントを突くこと」
以前、「”努力”を褒めるとぶっ刺さるよ」という話をしましたが、まさにそれと似たものです。
例えば僕の場合、「意外と胸板厚いよね」と言われたら嬉しいですが、「意外と字キレイだよね」と言われても特にピンときません。
なぜなら、胸板に関しては筋トレをしていたり筋肉ほしいと思っていたりなど、関心があったり意識的に努力を投下していたりするから。
対して、字がキレイなことに関しては関心もなければ努力もしていないし、個人的にはどうでもいいと思っている。
このように、自分にとって重要なポイントであるほど褒められた時に納得感が大きくなるし、どうでもいいポイントだと納得感は小さくなる。
褒められる内容によっては
そんなことないから、社交辞令では?
と感じてしまったり
あなたはそう思うのね。私は特にそうは思わないけど。
くらいで相手の中には刺さらないという状態で終わってしまう、と。
では、相手にとって重要なポイントを突くためにはどうすればいいかというと、相手にとって重要なポイントを突くことです。
つまり、まずは相手にとって重要なポイントがどこかを把握することです。
例えば、
- この子は美容周り意識高くて努力してるな、とか
- ファッション周り好きで自分のセンス持ってるな、とか
- 趣味の話になると他の話より熱が入るな、とか
相手が関心を持っているポイントや努力しているところ、他のとこより意識しているであろう部分を把握しておく、と。
セールスなんかでも、相手の悩みとかニーズを把握することはめちゃくちゃ重要で、それを把握できているからこそ相手の悩みを解決できるものをピンポイントで提示できるし、ニーズを満たす提案で興味や購買意欲に刺すことができる。
逆に、そういったことが把握できておらず、闇雲に提案したところで見当違いな売り込みになってしまう。
それと同じで、相手にとって重要なポイントを把握して、そこに刺すことができれば相手にとっても納得感を得られるし
とにかく、いいことを言うんや!
と闇雲に褒めたところで、見当違いな褒めになって社交辞令的に捉えられてしまう場合もあるというわけです。
褒め方のコツ:「相手目線を持つこと」
この時に1つポイントというかコツをお教えすると、自分目線ではなく相手目線を持つことです。
要は、「俺がいいと思うところ」というよりは、
- 「この子はどんなところを褒められたら嬉しいのか」
- 「この子にとって重要なポイントはどこなのか」と
相手目線の意識を持つこと。
単純に、ちょっとその意識を持って見るだけでも変わってくるのでぜひ意識してもらえればと思います。
女性に刺さる褒め方②:「理由付け」
まさに理由付けこそ、納得感を作る最強の手段です。
なぜなら、そもそも脳は理由が付いているだけでその主張は正しいんだと認識する性質があり、実際に、「論理的でわかりやすい」などと言うように、論と理、つまり主張と根拠がセットであることによって納得感が一気に増すからです。
という今の説明が、理由付けを行った例にもなっています。
要は、まず最初に「まさに理由付けこそ納得感を作る最強の手段です」と主張を述べました。
この時点では「あー、そうなんか」とか「へー、なんで」くらい。
で、その後の「なぜなら~」で理由付けを行ったことによって、主張に対する納得感が一気に増したかと思います。
納得感を強めるポイント:「具体例」
もし、これをさらに納得感を増し増しするのであれば、主張と理由を補足する”具体例”を挙げます。
例えば、“心理学者のエレン・ランガーが行った実験に『理由付けの効果』みたいなものがあります。
実験では、まず図書館のコピー機の前にいる人に
「すみません、5枚だけなんですけど先にコピーをとらせてくれませんか?」
とお願いするというもの。
この時、順番を譲ってくれたのは60%の人に過ぎませんでした。
で、次に今度は
「すみません、5枚だけなのですが先にコピーをとらせてくれませんか? 急いでいるので」
と頼んだところ94%もの人が順番を譲ってくれたというものです。
つまり、「急いでいるので」という”理由”がついたかどうかで、順番を譲ってくれる確率が34%も上がったというわけです。
さらに、今度は
「すみません、5枚だけなのですが先にコピーをとらせてくれませんか?コピーをとらなければならないので」
と理由になっていない理由っぽいことを付け加えただけのパターンも行いました。
するとその結果、93%もの人が順番を譲ってくれたのです。
つまり、「ので」という単語が発せられただけで、たとえその前に理由らしい理由が述べられていなくてもほとんどの人は自動的に頼みを聞いてしまった。
これが、理由付けの影響力です。
情報の整合性を自分で調べて検証して、判断するよりも、偉い人が言っているから正しいだろうと判断する。
そのほうが脳にとって省エネで効率的だから。
理由付けも同様で「あ、なんか理由っぽいもの付いてるからこの人はもっともなこと言ってるんだ」くらいで判断して納得してしまうというわけです。
これによって
という主張への納得感がさらに強まったかと思います。
こんな感じで、褒めに対してそう思う理由だったり、それを裏付ける具体例を出してあげると一気に納得感が強まって相手の心にスーッと刺さるようになります。
なので、例えば
〇〇って人の悪口全然言わないし、誰に対しても平等って感じで性格いいよね
というように、理由→褒めという形にしてもいいし
〇〇って性格いいよね
そう?
うん、全然悪口とか言わないし誰に対しても平等じゃん
というように、褒めからの相手から疑問が返ってきたり納得感が少ないようだったら、そのあとに理由で追い打ちをかけて納得させる形でもいいし。
で、これでも納得感が少ないようだったら「○○のときも~」と具体例を提示してあげる、と。
このようにして相手を納得させることができる力はめちゃくちゃ強力な武器となります。
なぜなら、相手に納得”させる”ことができるようになるから。
言われ慣れていない褒めは感情に刺さる
褒めの中でも特に
- あまり言われ慣れていないことや
- 新たな自分を発見できる的な自己拡大欲求を満たす褒め
- 不意を突かれたような褒め
などは、ぶっ刺さります。
例えば、
- 見た目が飛びぬけて可愛くて、飽きるほど外見を褒められている子なら内面を褒められる、とか
- 自分では認識していなかったが、聞き上手だと言われて今まで知らなかった自分のいい部分を見つけられた、とか
- 自分では意識していなかった笑ったときの目元が可愛いと言われて、不意を突かれたポイントだったのでドキッとしたとか
そういった部分を褒めると、めちゃくちゃ刺さります。
が、その反面、言われ慣れていないとか自分では気づいていないということは、自分では特に意識していなかったり、ピンとこなかったりする可能性が高いポイントでもあるわけです。
刺さればめちゃくちゃ効くが、刺さりにくいといったところ。
が、しかし僕らは納得”させる”力を持っています。
刺さればめちゃくちゃ効くが刺さりにくいといったところに対して、納得”させる”力を持って刺すことができてしまうわけです。
「褒め×理由付け」のメリット
先ほどの『相手にとって重要なポイントを突くこと』では、「俺がいいと思うところ」
というよりは
- 「この子はどんなところを褒められたら嬉しいのか」
- 「この子にとって重要なポイントはどこなのか」と
相手目線の意識を持つことがコツとなっていました。
それに対してこの『理由付け』では、納得させることができるので「俺がいいと思うところ」を褒めてあげても、刺すことができるという形になっています。
イメージ的には
『相手にとって重要なポイントを突くこと』は、相手の弱点を見極めてそこに刺すという感じで、『理由付け』は、相手の弱点とか関係なく刺さる剣を持つみたいなイメージ。
この両方の武器を持っていると、女の子に刺さる褒めとか褒めに限らず説得力を持つことが出来て、幅が広がります。
女性に刺さる褒め方③:「本心」
これ、そもそもの話ですが、本心で思っていることを褒めましょう、と。
例えば、
表面上だけのもので中身がスカスカの言葉とか薄っぺらいものだと刺さらないぜ、と。
で、これは本心じゃないとお世辞だと見破られてしまうというのもそうですが、そういった抽象的なことだけじゃなく相手が疑問を持ったり納得が薄かった時に理由を深掘りしたり、具体例を出すことができずに不発に終わりやすいからということでもあります。
また、相手が言われ慣れていないことや自分では気づかないようなところを褒められると、より刺さりやすいという本質は、表面だけでは見えない部分まで関心を向けてくれているということが裏にあるから刺さるという部分にあります。
“相手にとって重要なポイント”も、小手先のテクニック的なものだけじゃなく目の前の女の子をしっかり見ているからこそ見える部分である、と。
女性の心を本当に揺さぶる褒めの本質
というわけで『褒め』において重要なのは“納得感”である。
そして、その”納得感”を持たせた褒めをするためには、
ポイント1
相手にとって重要なポイントを突くこと
これは、相手にとって褒められたら納得するポイントを把握してそこに刺すということ。
ポイント2
理由付け
人は、理由を付けられると一気に納得するようになる。
なので、褒めを支える理由やその裏付けとなる具体例をセットで提示する、と。
この『理由付け』は相手に刺さりにくいポイントだったとしても、刺さるような褒めの形にして刺すということ。
ポイント3
本心を
前提として本心であるからこそ、相手を納得させるだけの理由や熱を持たせることができる。
小手先だとボロが出てかえって壁を作られてしまうよ、と。
ここらへん意識するだけでも褒めで失敗することも減るし、褒めを刺せるようになるし攻め方の幅も広がるのでぜひ使ってみてくださいっ。
コメント