カムロ(@kamurodayo)です。
- 女性とキスをする
- 手をつなぐ
- にゃんにゃんする
あるいは
- デートをする
- 付き合う
など、したいことありますよね。
実はこれ、こちらがしたいことを相手もしたくなるという状態を作る方法があります。
というわけで今回は、相手を心理誘導する暗示のテクニックを紹介しちゃいます。
暗示の基本は”想像させること”
催眠の初歩で、相手にレモンを想像させるというものがあります。
例えば、あなたの目の前にレモンがあります。
とても水水しいレモンです。
包丁を入れると固い皮に当たり、中からレモンの汁が少し溢れてきています。
そのレモンを口に運んでください。
口に入っていく感覚、そして噛んだ時に感じる冷たさやみずみずしさ。
そして、少し苦みがあって酸っぱい。
口の中がキューっと締まる感覚になりますね
云々かんぬん
というように、レモン食べていることを鮮明に想像させることで、実際に口の中で唾液が分泌されるというものです。
これが催眠の基本で、要は、実際にはレモンを食べていない。想像しただけ。
なのに、唾液が出るという体の反応は現実に起こるということ。
このレモンの催眠が示唆しているように、実は
想像しただけで、現実に体の変化が起こるというのを分かりやすいとこで言えば
例えば、異性とにゃんにゃんしているところを想像するだけでも、男性は、パンツがテントを張ったり女性は湿度が高まったりしますよね。
そして、脳内ではドーパミンなども分泌され快を感じる。
想像による暗示は非常に強力
これを表す例としてコロラド大学で行われた実験があります。
実験では、健康な男女の被験者を対象にガラスを引っ掻く不快な音を聴かせ、それと同時に電気ショックを与えるということを繰り返し、
頭の中で「不快な音」と「電気ショック」が結びついて、ガラスを引っかく音がちょっと鳴っただけでも汗がじっとりとにじむような恐怖反応が起きる状態にしました。
で、すっかり不快音に恐怖心を抱くようになったら参加者を3つに分けます。
1つ目が「想像グループ」
嫌な音をできるだけリアルに頭のなかで想像してもらう
2つ目が「現実グループ」
実際に嫌な音を再び聞いてもらうが、電気ショックは与えない
3つ目が「安静グループ」
鳥の声や雨の音などの自然音を聞く
そして、参加者の主観的な感想や身体反応のほか、脳波計で神経の活動も調べ、どのグループがもっとも恐怖心が消えたかをチェックしました。
その結果、自然グループに比べて想像グループと現実グループのどちらともが同じレベルで、恐怖心が軽くなっていたのです。
これは「消去学習」という現象で、怖いものに関係する「環境キュー」(特定の環境や嫌な音など)に触れさせる。
しかし、実際は本人が怖がっていることは発生しないというステップを何度か繰り返すことによって、怖いものに関する環境キューに触れたとしても、実際に怖いことは起こらないんだと学習していくというものです。
想像だけでも消去学習が起こるということ。
それだけ、想像することの影響は強いというわけです。
ちなみに、ここでの話の本筋は『想像の力はすごい』ということと、それを相手への暗示に使うこと。

なので余談になりますが、「想像での消去学習」は、自分のトラウマや苦手なものなどの克服にも効果的です。
女性の性欲は想像によって高まる
性的欲求の喚起に関して、男女の違いがあります。
男性は性的なことに直結する対象や事柄によって、そういった気分が喚起され瞬間的に(短時間で)興奮のピークに達するという性質があります。
一方で女性は、性的なことを連想する対象や事柄によってそういった気分が喚起され、時間をかけてピークへと向かっていくという性質があります。
そのため、女性をそういった気分にさせたいのであれば、直接的ではなく間接的に想像力に訴えかけて、妄想や期待などを膨らませるというのがポイントとなる、と。
恋愛で使える暗示テクニック「想像」
つまり、こちらがしたいことを相手もしたくなるという状態を作るためにはどうすればいいかというと、想像させること。
では、その”想像させる”とはどのようにすればいいのか?

ここから恋愛で使える具体的なテクニックを紹介していきます。
恋愛での暗示テクニック「想像」①:相手の記憶を引き出す
まず1つ目は、相手の記憶を引き出すこと。
まず、”想像させる”ことの肝は、より鮮明にイメージとして脳内に想起させることにあります。
それによって、相手の体や脳に実際に体験した時と同じような反応が起こる。
また、一緒に話している自分(俺)に対して帰属が起こるということ。
例えば、手を繋ぎたい場合の一例としては

手つなぐときって普通につなぐ?恋人つなぎ?
と投げ

どっちの親指が上になるようにつないでる?
と投げる。
こんな感じで、どっちの親指が上になるようにつないでいるかなどはパッと答えられるものではなく、否応なく記憶から想起しやすくなる。
しかも、具体的に。
場合によっては、自分の手で手をつないでみて確かめたりもする。
これによって手をつなぐということが脳に刷り込まれ、それをしたくなったり、するハードルが下がったりするというわけです。
ここでさらに、

俺は、自分の親指が上になるわ
と、『自分(俺)』の話を出すことで、『自分(俺)と手をつなぐ』という連結が相手の脳内で起こりやすくなります。
これと同じようにデートのお誘いであれば、

この前、○○食べに行ったんだよね?
とか

○○行ったことあるって言ってたよね?
など、相手の記憶を引っ張り出して、その時の楽しかった、美味しかったなどプラスの感情が乗っかる話を具体的に引き出して

俺も行ってみたいな
などと『俺とそこに行くこと』を無意識にでも結びつけると相手もそれをしたくなる。
あるいは、こちらが誘ったときに受け入れてくれやすくなるといった感じ。
その子との初めてのセックスはハードルが高くても、1回しちゃえば2回目以降のハードルは激低になりますよね。
それと同じで、脳内で一番ハードルが高い1回目を経験させてしまうことによって、現実でそれをするときには心理的なハードルが下がって受け入れられやすくなるというわけです。
恋愛での暗示テクニック「想像」②:自分の話の利用
2つ目は、自分の話を利用するテクニック。
例えば、
「高3のときに1個下に好きな子がいて、夏の終わりくらいの夕方だったんだけど、その子と一緒に帰ってるときに帰り道にある小学校に忍び込んでみよーぜってなってさ。
生徒が全員帰って静まり返った学校に忍び込んでさ、バレないように教室とか入って廊下に人通った時に2人で教卓に隠れたりして見つかっちゃいけないドキドキと、好きな子とそんなことしてるドキドキが混ざってさ。
で、帰るときに電気とかももう消されて、ヤバイっつって走って、そん時に手繋いだりして~」
みたいな淡くてキュンな話をする、と。
こんな感じで実際に自分が体験したエピソードを話します。
この話で言えば、片思いの距離感のいい感じになった時のドキドキ感とか、目の前にいる俺が青春かましてる姿を想像したり、感情移入したりに繋がる、と。

特に、ストーリなどを話して想像させたいときは、より具体的でイメージしやすく話すといい感じです。
今の話で言えば
- 「好きな子がいて、こうこうこういう子で~」と登場人物の像を明確にしたり
- いつの話なのかとか
- 「夏の終わりの夕方」という情景が浮かびやすい表現を入れたり
- 「見つかっちゃいけないドキドキと好きな子とそんなことしてるドキドキ」というように感情表現を入れる
すると、相手もイメージしやすくなります。
あとは、エピソードトークではなくとも、例えば

女性と歩くとき右側歩く癖があるんだよね
と。で、

なんで?
となったら

手つなぐときに左手でつなぐから、左側歩くと違和感感じちゃうんだよね
と。これによって、『君とつなぐため』みたいな直接的な明示をすることもなく、しかし相手は意識的にも無意識的にも、この人が右側にいるということは手を繋ぐ可能性もある的なことに連想されやすくなり想像しやすくなる、と。
恋愛での暗示テクニック「想像」③:フューチャーパスト
フューチャーパストとは、『未来・過去』という意味で、要は、過去のことや未来のことをイメージさせて相手の脳に刷り込んでいくというもの。
『過去』については1つ目の『相手の過去』から想起させるというのがこれに当たるので、ここでは『未来』のやり方について見ていきます。
これ結構セールスなどでも使われている手法で、生命保険のセールストークで

将来、何かあったらご家族は生活できますか?
というのは「何かある」という未来に時間をずらし相手にその状況を想像させ、『保険に今から入っておいたほうがいい』と思わせるもの。
車を売る際も

週末はご家族でお出かけなんかもいいですね。荷物がたくさん積めるのでキャンプなども~
と、車を買った未来をイメージさせて購買意欲を刺激する、と。
旅行の計画立ててるときめちゃくちゃ楽しい現象もまさにこれで、未来のことを想像するだけでも脳内で『快』が増幅し、それをもっとしたくなる。
なので、例えば2人で遊ぶ約束をしたら

ここ行きたい。ここ行ったらこうだよね。
みたいな楽しそうな画をイメージさせることで
実際に、まだ遊んでないのに旅行の計画と同じように気持ちは盛り上がるとか、
直接、誘いはせずとも軽い感じで『今度ここいこーよ』みたいな話と「そこに行ったら」を想像するような話をしておいたり、写真を送ったりしておくと実際にちゃんと誘ったときにOKをもらいやすくなるとか

次、彼女できたらこういうことしたいな
という話をして、彼氏としての自分をイメージさせるとか。
恋愛では女性に「想像」をさせていこう
こんな感じで
- 相手の記憶から引き出したり
- 自分の過去を鮮明にイメージさせたり
- 未来の話を使って頭の中で一度体験させる など
想像させることによって、人はその対象を受け入れやすくなったりしたくなったりするわけです。
あとは想像ではないですが、
一緒にラブストーリーを観るなんかも、これと同じようにその時の感情などが自分(俺)に対して帰属しやすくなったり、
子供や動物好きな一面を見せることで「この人がパパになったら」という想像につながったり
こういう物を優しく扱うところを見て「私もこういう風に優しく触れられて…」みたいに、「私」を物に投影してイメージするということが起こったりもします。
いずれにせよ人の脳は想像と現実を上手く区別できない性質があり、想像するだけでも実際に体験したことと同じように体や脳が反応する。
そして、実際にそれをするときに受け入れやすくなったりしたくなったりするということを覚えておくと、今回紹介した方法やもっと応用を利かせて色々やることができるかと思います。

ぜひ活用してみてくださいっ。
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