カムロ(@kamurodayo)です。
相手の懐に入り会話も盛り上がり、他の男との差別化にもなる。
あることをするだけで、簡単に相手との距離を縮めて好意を獲得することができます。
ちなみに今回紹介するものは、セールスで成約率が爆上がりしたり、恋愛関係以外の人間関係でもかなり使えるモノなので、覚えておいて損はしません。
しかも、結構多くの人はこれの逆のことをやりがちなので、自分の希少性を感じさせることにも繋がります。
では、そんな恋愛心理テクニックとは何なのか?
というと…
「アドバイスシーキング」です。
恋愛心理テクニック「アドバイスシーキング」とは?
アドバイスシーキングとは何かというと、要は相手にアドバイスを求めるということです。
人は自分にアドバイスをしてくれた人もそうですが、いや、それ以上にアドバイスを求めて来た人に好意を抱きやすくなる性質があります。
これに関して、心理学者のケイティ・リルジェンクィストが行った実験があります。
実験では、被験者を売り手と買い手に分けて不動産の販売を想定した交渉をさせました。
すると、普通に交渉した場合は合意率はわずか8%という結果でした。
が、しかし売り手が買い手にアドバイスシーキングをした場合(具体的には、価格の折り合いを付けるためにはどうすればいいか?とアドバイスを求めた場合)、合意率は42%まで一気に上がったんです。
アドバイスを求めただけで合意率が5倍以上も上がった、と。
また、戦略学のイザイ・スターンとジェームズ・ウェストファルが行った調査では
アメリカの工業およびサービス業の大手企業350社の上級管理職を調査し、彼らがどのようにして取締役会の議席を勝ち取るのかを調べました。
ちなみに、取締役会の議席を獲得することができれば年俸や高い地位が約束されます。
調査の結果、重役に対してお世辞を言ってゴマすりをするだけではなく、同時にアドバイスを求めていた管理職が重役から推薦される可能性がグンと上がっていたのです。
このように、人はアドバイスを求めてきた人に対して好感を持ったり、合意をしやすくなったりするわけです。
なぜ「アドバイスシーキング」を恋愛で使うべきなのか?
そもそもなぜアドバイスシーキングを行うと、このような現象が起こるのかというと、
実際に、人にアドバイスを求められると自尊心もくすぐられて気持ちよく助言したくなるし、人に何かを教えるのって結構楽しいですよね。
実際に僕自身も親から
わかっててもわかってないフリして質問したり頼ったりするといい。そうすれば先輩とかに気に入られるから
的なことを刷り込まれて育ちましたが、まさにその通りです。
そして、アドバイスを求めてくるというのは、弱点を見せられているのと同じように捉えられ、自分が優位に立ったような気になり、
- 「その人に貸しを作りたい」
- 「助けてあげたい」
などと思いやすくなる心理が働き、実際に自分は頼られている、人の役に立っているという実感から承認欲求が満たされ、アドバイスを求めてきた人に対してもポジティブな印象を抱くようになるというわけです。
「アドバイスシーキング」の恋愛での具体的な使い方
それではここから、「相手にアドバイスを求めると好感を抱かれやすくなる」 というアドバイスシーキングをさらに恋愛に応用させて、具体的な使い方や場面、もう1つ上のテクニックなども含めここから見ていきます。
恋愛で使うアドバイスシーキング①:会話の盛り上げ
特に
- 会話の熱が低い
- 相手から話をたくさん引き出したい
- 単純にまだ関係が浅い
というときにアドバイスシーキングは力を発揮します。
まず、会話の熱が低いとき。
相手を掘ろうとしても深いとこまでは話してくれない、一方的に自分の話をするのもなんかなぁ
そんなときに、相手が得意なことについてアドバイスを求めたり、相談をしたりなど。
仮に普通の会話では熱量が低かったとしても、アドバイスを求められると先に述べたような理由で
答えたくなったり、特に自分が得意な分野だとベラベラ喋りたくなる、と。
これによって、相手から“喋る”という行為を引き出せると、ギアがかかって会話の熱も高まっていきます。
なので、相手から話をたくさん引き出したい場合も同様。
例えば、ダイエットに詳しいのであれば
自分もダイエットしてるんだけど、なかなか上手く行かなくていい感じのダイエット方法ない?
とかそんな感じ。
あとは、シンプルに単純にまだ関係が浅いときにアドバイスシーキングをすると効果的です。
なぜなら、アドバイスシーキングをすると相手は普通よりも気持ちよくたくさん喋ってくれます。
すると、相手の脳内では
まだ関係が浅いのに、初対面なのにこんなに喋れて気持ちいい。
てことは、この人とは気が合う!運命だ!相性がいい!
など良い方向に認知が動いて印象付けられるからです。
なので、話題に困った時は
- 相手の得意分野についてアドバイスを求める
- 軽い相談を投げてみる
- 単純に質問をするのではなくアドバイスをもらう形で話を引き出す
すると会話の熱も上がるし、相手も気持ちよく喋ってくれて承認欲求キモチー状態になるというわけです。
恋愛で使うアドバイスシーキング②:フィードバック
これはアドバイスシーキングに掛け算すると効果がめちゃくちゃ強くなるよというもの。
まず、そもそも人はアドバイスを求められると承認欲求が満たされます。
で、フィードバックをされるとさらに強烈に満たされます。
例えば、ダイエットについてアドバイスをもらったら
ありがとう、めちゃくちゃ参考になったわ!今日から実践してみる!
と。ここでのポイントは
「ありがとう!」とか「参考になった!」など、感謝や感想を伝えるという部分がフィードバックとなり、相手は
役に立った!
私がこの人に良い影響を与えた!
と承認欲求がバチバチに満たされます。
さらに「今日から実践してみる!」というのも実はポイントとなっています。
要は、相手からするとアドバイスをした時点で終わりではなく、今日以降そのダイエットを実践してもらって成功するか否かに対して無意識に責任を感じることになります。
すると、相手はこちらに対してマインドシェアを奪われることになるわけです。
さらに、また後日
ダイエットいい感じだよ!
というフィードバックを与えたり
なかなかしんどくて…なんかコツとかない?
というように新たなアドバイスシーキングを仕掛けることもできます。
恋愛で使うアドバイスシーキング③:結果的に恋愛感情になったり深みにハマったりする
アドバイスや助けを求められると気持ちよくなり好感を抱く、そして快く応える。
↓
フィードバックを与えられるとさらに気持ちよくなり、承認欲求が強烈に満たされる。また役に立ちたいと思う。
↓
実際にまたアドバイスや助けを求められて気持ちよく応える。
これを繰り返していくことでコストをかけた事実が相手の中に出来上がります。
要は、自分の時間や労力思考などを投資してこの人を助けた、と。
そして、人は相手がそれに値する人であると必死に信じようとする性質があります。
So!サンクコストと認知的不協和の解消セットです。
要は、この人にコストをたくさんかけた、と。
で、それを正当化するために
ということは、自分はこの人を好きなんだ
という認知が出来上がるというわけです。
こんな感じで、助けてもらった側が助けてくれた人に好意を抱くのももちろんですが、実はそれ以上に助けてあげた側が助けてもらった側に対して好意を抱いてしまうということが起こるわけです。
これに関して、ヒモなんかが分かりやすいかと思います。
ヒモは助けてもらう側ですが、実は助けてあげる側の女性のほうがヒモに依存してしまっている、と。
これも、自分がヒモ男くんの役に立っているとか必要とされてるみたいなので、強烈に自分の存在を確認出来て承認欲求が満たされて、どんどんサンクコストが膨れてハマって抜けられないなんかがまさにこれです。
アドバイスシーキングを使って女性と距離を縮めよう
そもそも、男性は女性にアドバイスをしたがる傾向にあります。
これも
- アドバイスしてかっこつけたいとか
- 承認欲求自分が満たされたいとか
男性的な考え方で、女性も的確なアドバイスをされたら喜ぶのではないかと考えアドバイスをしたがる。
が、ご存知の通り女性への男性のアドバイスは状況にもよりますが、結構な確率でスベリます。
しかも、多くの男性はアドバイスをしたがる傾向にあるので、自分はその逆を行くことでその他大勢との差別化になり、希少性を出すことにもなります。
冒頭でも話した通り恋愛目的での異性だけではなく、交渉とか営業とかその他の人間関係特に目上の人に気に入られるとか、そんな時にも役に立つのでぜひ使ってみてくださいっ!
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