なぜ、セックスした男を好きになるのか?【セックストリガー理論】

恋愛心理学
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 カムロ(@kamurodayo)です。

女性が一度関係を持った男を好きになるという話がよくあります。

いわゆる「情が移った」というやつです。

 某界隈ではこれをセックストリガー理論(セックストリガー仮説)と呼んでいます。  

セックストリガーとは女性はセックスした男性のことを好きになるという法則。

非常にシンプルな理論です。  

今回は、このセックストリガー理論について

心理学・脳科学的に解析していきます。

セックスできない男はスクリーニングされる

まず、セックストリガーの説明に入る前に、前提の話をしておきましょう。

 女性というのは、妊娠・出産さらに子育てにかかるコストは男性の比ではありません。

 男は十数秒あれば種を植え付けることが出来ます。

しかし、女性は妊娠期間で数か月以上、子育てに至っては数年以上かかります。 

男性は色んな女性とやりまくって多様な遺伝子を残すことが合理的な戦略となりますが女性の場合そうはいかないため、どの遺伝子をもらうかを慎重に選ばなければいけません。

 そこで男をスクリーニングする必要があります。

男を様々な評価軸で見て、テストを仕掛け、簡単にはやらせない。

それを乗り越えてきた男とだけセックスをするわけです。

極論、モテる条件はこれだけ!モテの本質【モテスパイラル】で書いた通り、セックスできる男がモテます。

その関門をクリアしてセックスまでこぎつける男の遺伝子を女性は欲しがるわけです。 

セックスした男を好きなほうが望ましい

  では、セックストリガーの話に戻ります。 

女性がセックスをするということは、その男の子供をはらむ可能性があるということです。

となると、男性と一緒にいて、子育てをしなければならない(手伝ってもらわなければならない)わけです。

子供にも愛情を注ぎたい。

 なので、セックスした男が好きな男であることが望ましい状態になります。  

逆に、自宅やホテルに連れ込むことができ、キスもしたのにセックスが出来なかった場合どうなるか。

女性は冷めます。

理由は簡単で、女性が男性にチャンスをあげたにもかかわらず、ゴールできなかった(シュートを打てなかった)ということは、「セックスが出来ない男」と判断されてしまうからです。

関門をクリアできずセックスまで至れない男の遺伝子を、女性は欲しがりません。 

つまり、自分がセックスをした男というのは様々な関門を突破してセックスまでこぎつけることが出来る男である。

そしてセックスしたということは、妊娠する可能性がある。子供を一緒に育てるには、その男のことを好きであることのほうが望ましい。

じゃあ、この男を好きになることが合理的だよね。となるわけです。脳が。

 

だから「セックスをした→好き」という状態になるわけである。

 認知と情動の帰属錯誤

 心理学では、認知と情動の帰属錯誤というものがあります。 

人間の脳は、入力と出力を区別できないという性質があります。

 ・好きだから(認知)→ドキドキする(情動)

・ドキドキするから(情動)→好きなんだ(認知)

脳はこの二つを区別できません。 

セックストリガーで言うと、

・好きだからセックスをした

ではなく

セックスしたから好き

になったということが本人たちにも無自覚のところで起こるわけです。

 人はなんとなくで行動を決定しています。

その行動を選んだ理由なんてほとんどありません。

しかし、人は「~だからこれを選んだ」「~だからこの人とセックスした」と理由を語ります。

はっきり言いますが、これはほとんど後付けの理由です。

本質は、なんとなくでセックスをしているだけです。

(余談ですが、この「なんとなく」を作り出すのが、カムロの恋愛心理学の本質であり、目的です。)

 

セックスをする。

そしたら相手は勝手に、ヤッた理由を後付けしてくれるし

好きになってくれるというわけだ。

認知的不協和の解消 

女性は自分を軽い女、安い女だとは思いたくないし、思われたくありません。

しかし、好きでもない男とセックスしてしまった。 

ここで認知的不協和が生まれます。

自分にとって不都合な事実が出来上がってしまったわけです。

これを解消するためにはどうするか。

 「でもその人はすごくいい人だったし一緒にいて楽しいし、好きになっていたのかもしれない。そうだ!じゃなきゃ私は体許したりしないし!そうだ、わたしはその人を好きなんだ!!! 」

これで解決です。

不都合な事実が都合のいい事実に書き換わりました。

 こうやってフレームを変換して、都合のいい事実に変えてしまえるわけです。

そしてこれは無意識レベルで起こることです。 

認知的不協和は心理的に苦痛。

その苦痛をなくすために脳が、事実を書き換えてしまいます。

 認知的不協和を解消したく、自分にとって不都合な事実を都合のいい事実に変えるために、女性はセックスした男を好きになってしまうわけです。 

 

認知的不協和を解消したく、自分にとって不都合な事実を

都合のいい事実に変えるために、脳レベルから

セックスした男を好きになってしまうというわけだ。 


これが、好きだからセックスした ではなく セックスしたから好きになった『セックストリガー理論』です。 

まずセックスしましょう。

 

 

※関連書籍

ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)
恋愛工学の教科書 科学的に証明された恋愛の理論

コメント

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