単純接触効果で好意が芽生える?恋愛に使える4つのテクニックを解説

恋愛心理学
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カムロ(@kamurodayo)です。

超簡単に、人から好意を獲得できる心理効果を知ってますか?

それが「単純接触効果」です。

接触回数を増やすことによって、好意が増していくのでたくさん接触しましょー

ということが言われていますが、それだけではまだまだ浅いです。

というわけで今回は使えると超便利そして、リスクが少ないのに効果は絶大な単純接触効果の深い内容と具体的な使用方法について紹介していきます。

「単純接触効果」とは

単純接触効果とは、何度も繰り返し接触することによって、次第に良い感情を抱いていくという心理効果

1968年に心理学者のロバート・ザイアンスの実験によって知られるようになったもので、『ザイアンス(ザイオンス)効果』『ザイアンス(ザイオンス)の法則』とも呼ばれるものです。

僕らの身の回りで言えば、

  • 最初は全く興味がなかったが、CMで何度も流れているのをなんとなく聞いているうちにその曲が好きになった
  • 喋ったことはないが、よく電車で見かける人に勝手に親近感を覚えるようになった
  • 趣味の悪い仮面被ってパーカー来てフード被ってる奴のYouTube動画を何度も見ていたら、最初は「なんだこいつ」と思っていたが段々好きになってた

こんな感じで、特に何かしているわけでもなく単純に接触回数が増えるだけで親密感や好意などを抱きやすくなるわけです。

単純接触効果は”無意識レベル”でOK

実際に単純接触効果の実験はいくつかありますが、その1つに、被験者に図形を一瞬だけ繰り返し見せるというものが行われました。

この時、図形が表示されるのは0.004秒というわずかな時間。

つまり、被験者はそれを見たことを意識できないレベル。

その後、被験者に一瞬だけ表示した図形と全く別物の図形の2つを見せてどちらが好きかを尋ねます。

すると意識上では全くもとの図形を認識していないにも関わらず、被験者は一貫して無意識のうちに見ていた図形のほうを選んだのです。

実際に、単純接触効果は接触が無意識のうちに行われた時に、より強い効果を発揮することもわかっています。

つまり、単純接触効果のポイントは接触は相手が気づかないくらいの無意識の接触で良い、いや、むしろ無意識のほうが効果が強いというわけです。

ちなみに、図形ではなく人間の写真を使った実験でも結果は同じように、無意識のうちに接した人の写真を初めて見る人の写真よりも好むということがわかりました。

では、なぜ意識的に接触するよりも、無意識に接触するほうが強力に効果が発揮されるのかというと「感情先行仮説」によるものだとされています。

要は意識できないレベルなので、他の意味や連想など認知的な反応をすることができず、感情的な反応だけが起こります。
そしてマイナスな意味や連想が生じるのが防がれるため、無意識な接触のほうが効果的だというわけです。

なぜ、単純接触効果で好意が芽生えるのか?

では、そもそもなぜ接触回数が増えるだけで親密感や好意が増すのか?

というと、みなさんご存知かと思いますが「知覚的流暢性誤帰属説」です。

要は、思い出しやすさです。

人は情報を処理する際のスムーズさや、スピードがその情報に対する認識に影響を与えます。

どれだけ好きかという認識もそこには含まれます。

一般的に速く処理できたほうが、その情報のことを好ましく思う。

なぜなら素早く情報を処理できると、そのスムーズさから快感が生じる。

そして、処理のスムーズさに快感を覚えているだけなのに、脳が勘違いをして情報そのものに快感を感じるというように帰属するから。

例えば、先ほど「知覚的流暢性誤帰属説です」と言った時に、ほとんどの人の頭は

なんやそれ

と処理が遅くなったはずです。逆に、その後の

要は、思い出しやすさです。

あー、思い出しやすさね

処理がスムーズにいったと思います。イメージ的にはそんな感じ。

で、繰り返し触れることによってこの処理のスピードが速くなるため、親近感や好意に繋がっていくというわけです。

また、脳にとって慣れ親しんでいないものは脅威であり、慣れ親しんでいるものは安全なものであると認識されます。

そのため何度も接触することによって、脳にとって慣れ親しんでいるものとなり脅威を感じられなくなるため、親近感や好意に繋がるというわけです。

恋愛テクニック「単純接触効果」の使い方を解説

そんな感じで「単純接触効果とはこういうものだよ」ということが分かったので、ここから実践で使える単純接触効果のテクニックを見ていきます。

接触回数を増やす

これはサラッと行きますが、

  • 学生の時は違うクラスに気になる子がいたら、そのクラスの友達のとこによく行く
  • バイト先で気になる子がいたらさり気なくシフトを被せる
  • お店の店員さん狙うならそこよく行く
  • 知り合いや連絡とったり話したりするレベルになったら、会って話す回数だったりLINEなど連絡の頻度や数、SNSでの更新や反応

といった部分でも接触回数を増やすことができます。

そんなレベル感のことでも単純接触効果は働くわけです。

要は、単純に接触する回数を物理的に増やしていくアプローチです。

視界に入るポジション

これも、1つ目と似たような感じでかつ、結構細かい部分ですが相手の視界に入るポジション取りです。

例えば、

  • 相手よりも後ろの席に座るよりも、前の席に座ったほうが相手の無意識に触れる回数が増える
  • 花火大会で、花火側に立ったほうが相手の視界に自分が入る

と言った具合です。

単純接触効果は、無意識に視界に入るだけでも効果があります。

そのため相手の視界に入るポジションを取ることは、ボディブローのように単純接触効果が働き、無意識レベルで親密感や好意に繋がっていくというわけです。

プレゼント

このプレゼントによる単純接触効果については、お笑い芸人きってのモテ男であるアンジャッシュの渡部さんも話しています。

要はプレゼントをあげれば、相手はそれを使ったり見たりするたびにこちらのことを思い出して、それによっても単純接触効果は働くということです。

なので、一回使って終わりではなく、何度も使うようなものをあげることによって、相手にはそのたびに単純接触効果がザクザク働いていくというわけです。

これに関しては、モノを貸してあげるのも同様です。

例えば、文房具やマグカップ、定期入れなどなどが、これに当てはまりますね。

主張を繰り返す

これは、自分の主張を通したり相手の考えを変えたいとか、自分を信用させたいとかそう言った時にも単純接触効果は働くということ。

  • 政治家などが何度も自分の主張を繰り返し発言して、それを聞いている人たちは何度も聞いているうちに単純接触効果でその主張を支持するようになる
  • 何度も繰り返し同じことを説かれることによってその宗教を信仰するようになる

などもこれです。

何度も繰り返し接することによって流暢性が高まって、脳が

これは真実なんだ

とある種、勘違いしてしまうというイメージ。

これは結構幅広く使えるモノで例えば、一緒に映画を見に行きたい場合

この映画めっちゃ面白いらしいよ

みたいなことを切り口を変えて、何度かさり気なく説いておきます。

その映画についての接触を増やしておくことで、相手もその映画を気になりだしたり見たくなったりして、実際に誘ったときにOKをもらえるとか

付き合う前に体の関係を持つことは、悪い事でも特別なことでもない

ということを切り口を変えて刷り込んでいくことによって、相手も付き合う前の体の関係を受け入れやすくなるとか。

結構脳は単純なので、たとえその主張が間違っていたとしても、何度も繰り返し触れることによって真実だと思い込んでしまうようになります。

なので、主張は何度も繰り返す。

逆に言えば、何度も聞いているからと言って、それが真実であるとは限らないということを覚えておくと変な考えを刷り込まれることも減るかと思います。

「単純接触効果」は恋愛のカギ

今回は「単純接触効果」という心理効果を使った恋愛テクニックを紹介しました。

何より重要なことは、接触回数を増やすこと。

それによって、どんどん警戒が薄れ親密感も増し、無意識レベルで好意的な感情が大きくなっていく。

しかも、無意識レベルの接触でも効果がある。

使わない手はないですね。

この低リスクなのに効果大な「単純接触効果」を発動させるためには

  • 接触回数を増やす
  • 視界に入るポジション
  • 何度も使うプレゼントを渡す
  • 刷り込みたい主張を繰り返す

これがボディブローのように効いていくので、「どうすれば接触回数を増やせるか」「少しでも接触回数を増やす」ということを意識しながら、アプローチしていってみてください。

単純接触効果については、以下の記事でも触れています。

「気づいたら考えてしまっている」状態を作る【ザイガルニック効果】恋愛心理術

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