【脈なしも脈ありに変える】状況支配の心理学

恋愛心理学
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 カムロ(@kamurodayo)です。

脈あり脈なしというのは状況によって変化します。

今、脈ありじゃないからと言って、これからも脈ありにならないというわけではない。

結局、人は状況や環境に左右されて脈ありも脈なしも変わってしまいます。

だったら、どんな状況であれば脈ありになりやすいのか?どうすればその状況を作れるのか?を知っておけば、恋愛を有利に進めることができるよね。というのが今回のお話です。

理想と現実は違う、脈あり脈なしは『絶対評価』ではなく『相対評価』だよという話から、タフツ大学のサム・ソマーズが提唱している『脈ありになる5つの条件』まで紹介していきます。

理想と現実は違う

人が語る理想と、現実は実際は違うものです。

理想の男性や女性像があったとしても理想像と合致している人がパートナーであるという人はかなり少ないです。

理想

女性は

・背が高い

・お金持ち

・イケメン

など

男性は

・スリムな女性

・タバコ吸わない

・いい仕事についてる(CAやアナウンサーなど女性の憧れの仕事系)

など

 現実を見ると必ずしも上記の人だけが異性と付き合えているわけではないですよね。

背が低くて貧乏でもモテる男はたくさんいます。  

 相手の理想は気にするな

相手の理想を聞いて、自分が当てはまってなくても諦める必要は全くありません。

全体の98%の人は理想ではない人と付き合っているのが事実です。

つまり状況によって98%の人に対しては脈ありになれる。

相手の理想を聞いて、自分が当てはまっていなかったら諦めるというのは、とんだ機会損失です。

 

なぜ、セックスした男を好きになるのか?【セックストリガー理論】

でも話した通り、ここで簡単に諦めてしまうと

女性は「恋愛対象として見てもよかったのにな」と思っていたとしても、

「この程度で諦める弱い男(子孫を残す能力が低い)」と判断されて足切りされるぞ。

脈あり脈なしは、「絶対評価」ではなく「相対評価」


脈あり脈なしは、相手の理想に沿ってるかどうかではなく、

相手にとって自分はどんな選択肢の中の一つなのか?

によって左右されます。

たとえば、合コンで自分の周りの選択肢が周りが引き立て役になっていれば自分が脈ありになる可能性が高いし、周りのレベルが高ければ脈ありになる可能性は低い。 

付き合ったりデートしたりするのは、運命の相手だからではなく選択肢の中で上位だから。

つまり相対評価

選択肢の中から選んでいるに過ぎない。

脈ありになるかどうかは、周囲との相対評価による。

絶対評価ではないのです。  

状況が変われば脈なしから脈ありにも変わる

同じ人物で、同じ理想像を持っていたとしても、脈ありのストライクゾーンは状況によっても変わります。

たとえば、

彼氏と別れて寂しい、職場が変わって男性との関わりが一気に減ったなど。

そのため、ゆるく友達関係を持っておくのはこの点有利になるわけです。

なぜなら、普段は脈なしだったとしても状況が来た時に脈ありに代わってしまう可能性があるからです。

初対面の脈あり脈なしは直感で決まる

知り合ってからどれくらい経ったかによっても脈あり脈なしはの条件は変わっていきます。

 3か月未満の短期的な恋愛だと

・優しい

・頭がいい

・イケメン・美女

に票が集中しました。

3か月以降の関係だと

・性格が合う

・親密性

・親切さ

が重要になってきました。

ということは、見た目に自信がない人は3か月間ほど友達関係で、お互いのことを知り合うような戦略のほうが上手くいきやすいということになります。

上記のゆるく友達関係を持っておいて、脈ありに変わる時を狙うという戦略と併用するとさらに効果的というわけです。   

脈ありになる5つの条件

タフツ大学のサム・ソマーズが提唱している『脈ありになる5つの条件』を最後に紹介したいと思います。

家が近ければ近いほどいい

2つの世帯を分ける距離が6メートル離れるごとに、2つの世帯が親しくなる可能性はほぼ半減していた

ということが調査で分かりました。

さらに、単純に家の距離が近いほど結婚率も高く、アメリカでの調査では婚約中のカップルの半数以上は16ブロック以内に住んでいたという結果も出ています。

とはいえ、好きな人がいるから近くに引っ越そうというのは非現実的な話です。

ご安心いただきたいのは、家に限らず、オフィスでの席だったり、飲み会での席など距離が近いことも、家が近いと同様の効果があるということです。

オフィスでの席を近づけることが出来なくても、その人の近くに用事を作って頻繁にいくとか、食堂でその人の近くの席に座るとか、距離を近づける工夫はいくらでもできます。

接触回数を増やす

単純に接触回数が多いだけで魅力が上がったという実験があります。

『実際にはクラスメートじゃない女性3人に講義に参加してもらう』という実験が行われました。

で、講義への参加回数は

・女性Aは5回

・女性Bは10回

・女性Cは15回。

この女性はその講義の教室でただ座っているだけ。

他の学生とは一切会話をしませんでした。

その後、クラスの男子生徒に魅力を評価してもらったところ、女性の魅力度は講義に参加してた回数と相関していたのです。


つまり、会話すらしなくても、単純に接触回数が増えるだけで魅力度が高まるというわけです。

相互利益

ある実験で、60名の被験者を対象にパーティを開き、初対面の相手と会話をしてもらいました。

その後、被験者は別の部屋に案内され、交流した相手が書いたという触れ込みの偽アンケートを見せられた。

その中には、被験者に対してよい印象を持たなかったという回答があれば、楽しい会話だったとの回答もある。

そして、再び同じ相手と会話をしてもらったところ、相手が自分に好意的だというアンケートを見た被験者のほうが、自分のプライベートについて多くを語り、積極的に会話に参加したのだった

これは、『返報性の原理』が働いていることによって起こった結果です。

人は、お返しをしたい、何かしてくれた人を好意的に感じるという心理があります。

要は、好意の返報性というやつです。

先に自分のことを好きだとわかっていると、好意が増すというわけです。

障害・共通の秘密

二人だけが知ってる秘密があると好きなりやすくなります

ここだけの話とか、禁断の恋とかですね。

恋愛相談に乗ってると付き合えるのもこれ。

他の人に言えないことを喋ると好きになっちゃう。

この原理を利用する方法としては、

別に人に喋られてもいいことでも「誰にも言わないでね」と釘を刺したり、

「他の人に二人の関係知られたらやばいから言わないようにしよう」と本当に秘密にしなければいけないわけじゃなくても、秘密にしようと約束することでこの「秘密の共有」の効果を享受できます。

類似性

これは言わずもがなですね。

人は類似性を感じると好意を抱きやすくなります。

年齢や趣味、考え方、好きなもの、過去の経験、容姿のレベルなど。

状況に左右されていることに人は気づかない

しかし上記を唱えたソマーズ博士がアンケートを取ると、誰も上記の5つは挙げませんでした。

【みんな状況に左右されているということを認識できていない】

ソマーズ博士が伝えたかったことはこれです。

人は理想を語りますが、たいていのことは状況に左右されて行動しているのです。

人の脳はそんなもんです。

大半が無意識化で働いています。


逆に言えば、状況を支配できれば、脈ありは作れるということです。

 

 

しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する
考えてるつもり ――「状況」に流されまくる人たちの心理学

コメント

  1. […] 【脈なしも脈ありに変える】状況支配の心理学今回は、人は理想の恋人像と実際に付き合う人は違うという話から、脈あり脈なしは状況によって左右される、そして脈ありになる条件と […]

  2. […] 【脈なしも脈ありに変える】状況支配の心理学今回は、人は理想の恋人像と実際に付き合う人は違うという話から、脈あり脈なしは状況によって左右される、そして脈ありになる条件と […]

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