カムロ(@kamurodayo)です。
人間は脳の奴隷です。
ダイエットをしていても、脳が糖質を欲しがれば甘いものを食べてしまうし、脳が現状維持を望めばダラダラ過ごしてしまいます。
好きな人をデートに誘おうと思っても、偏桃体が活性化すれば、デートに誘えずに終わるし、可愛い子が迫ってきてドーパミンが分泌されれば、彼女がいるのに浮気をする場合もあります。
では、そもそも『恋に落ちる』とは何なのか?
わかりやすく言えば、脳内ホルモンが出ることによって、その人に会いたくて仕方なくなったり、触れたくなったり、離れられなくなります。
逆に言えば、この脳内ホルモンを分泌させることができれば、自分に対して恋心を芽生えさせることができます。

というわけで今回は、『恋愛ホルモン』と呼ばれているPEA(フェネチルアミン)を掘り下げていきます。
恋愛ホルモン「PEA(フェネチルアミン)」とは?
このPEA(フェネチルアミン・フェニルエチルアミン)は、恋愛初期に分泌され、燃えるような恋愛感情を引き出すと言われている“恋愛ホルモン”で、“天然の惚れ薬”“『恋の病』や『恋は盲目』の原因”とも言われているもの。
ラットを使った実験では、メスのラットにPEAの成分を注射すると、全く興味を示していなかったオスと交尾をしだすという効果も確認されています。
PEAが分泌されることによって、脳が恋に落ちたと錯覚し、実際に恋に落ちるということも様々な研究でわかっています。
そして、恋の病や恋は盲目と言われるように、判断能力がチンパンジーレベルまで落ちると言われています。
つまり、単純に好きな人を振り向かせたい場合でも、今夜お持ち帰りしたい場合でも、重要なカギを握っている脳内ホルモン。

ってことは、この恋愛ホルモンを意図的に分泌させることができれば最強じゃないか?

これが、できるんです。
今回は、そんなPEAを意図的に分泌させて、相手に恋心を芽生えさせたり、一時でも感情を高める方法を伝授していきます。
このPEAを意図的に分泌させる方法は結構あります。
なので、ここからは、大きく3つ
- 状況
- 食べ物
- 行動
によってPEAを意図的に分泌させる方法を見ていきます。
恋愛ホルモン「PEA(フェネチルアミン)」が分泌される状況
それではまず『PEAが分泌される状況』から。
PEAはどんな状況で分泌されやすいかというと、不安や緊張を感じているとき。
不安や緊張によるドキドキが起こると、PEAはたくさん分泌されます。
あの有名な『吊り橋効果』もPEAが絡んでいるという説があります。
吊り橋効果については、以下の記事で詳しく解説しています。
【恋愛心理】吊り橋効果は使い方が重要!正しいテクニックを伝授
では、具体的にはどんな状況なのか?吊り橋に連れていけばいいのか?
吊り橋でもOKですが、条件付きです。
そもそも吊り橋効果とは、吊り橋のドキドキを恋のドキドキだと勘違いするという心理現象ですが、実際の吊り橋効果の実験では、相手の異性が魅力的ではない場合は、むしろ逆効果であることがわかっています。
要は、
というのが本質です。
なので、もし相手が自分に魅力を感じていたり、いいなと思ってくれているのであれば、吊り橋に連れて行ってもいいですが、そうじゃない場合はむしろマイナスに働くリスクがあるのでやめておいたほうがいい。
じゃあ結局どこに連れていけばいいのか?
というと、映画がおススメ。
PEAは、自分が体験せずとも、ときめいたりドキドキする場面を“見る”だけでも分泌されます。
なので、そういったトキメキやドキドキが感じられるような映画を見に行くことによって、自分は何もせずとも勝手にPEAが分泌されて、恋愛スイッチが入りやすくなってくれます。
恋愛ホルモン「PEA(フェネチルアミン)」が含まれる食べ物
次に、PEAが含まれる食べ物。
代表的なものは、チョコレート。
チョコレートに含まれているカカオには、PEAが含まれていて、“恋の媚薬”とも呼ばれています。
さらに、イギリスのマインド・ラボの研究者ルイスさんの実験では、チョコレートには「恋に落ちた」かのように胸をドキドキさせる効果があることも報告されています。
そこでは、『チョコレートを口の中で溶かす』時と『情熱的にキスをする』時の心拍数と脳の活動状態を調べるというハレンチな実験を行いました。
その結果、ブラックチョコレートを食べているときの心拍数は、キスをしているときの約2倍に増加し、さらにチョコレートが舌の上で溶け始めた時、脳のすべての部分が、キスをしている間に見られたものより、はるかに激しく活動していたんです。
チョコであれば、小さいものを持ち歩いたり、デート前に買っておいて、しれっと渡したりできるのでオススメです。
で、実は“恋の媚薬”とも言われているチョコレートの約10倍もPEAが含まれている食べ物があります。
何かというと、チーズです。
食材の中でもチーズはPEAが圧倒的に含まれているもの。
ちなみに、ワインにもPEAが含まれています。
最強のデートプランの出来上がりです。
恋愛ホルモン「PEA(フェネチルアミン)」を分泌させる行動
それでは最後に『PEAを分泌させる行動』について。
ここでは、外部環境や食べ物ではなく、自分自身がPEA分泌のもとになろうという話。
で、PEAが分泌されるためには「タイプの顔」「髪型」「服装」という視覚的要因、次に「香り」の嗅覚的要因、そして「会話」や「雰囲気」から感じる魅力でも分泌されます。
視覚によるPEA分泌
まず、視覚的要因について自分でできることは何か?
イケメンや美女であれば分泌されやすいのはもちろんですが、肝は“タイプの顔”。
髪型や服装もそうですが、相手”好み”に合わせれば、イケメン美女じゃなくてもPEAが分泌される確率は高まります。

実際に、僕は心理学とかテクニックとかたくさん発信してますが、見た目はそれ以上に重要だと思っています。
なので、女の子とのデートに行くときは、相手の好みを意識して、前髪は分けるか、アクセサリーは何をつけるか、服装はどうするか、などターゲットに合わせて変えています。
顔を変えることはできませんが、系統を変えることはできるので、相手に合わせた系統で行くことによって、成功率が上がります。
嗅覚によるPEA分泌
匂いはめちゃくちゃ大事です。
なぜなら、嗅覚は、五感の中で唯一、脳の記憶を司る部分に繋がっているから。
匂いで好きだった人を思い出したり、昔の恋人との思い出が蘇ったりするのもそのせいです。

ちなみに、僕はずっと基本1つの香水を使っていますが、色んな子に「カムロ君の匂いだ!」みたいなことを言われていたので、匂いは記憶に強烈に残るものです。
僕自身も、その子の匂いを一度覚えると、姿が見えなくても、匂いで近くにいることを察知したりしていました。
匂いは、記憶や感情と深い関係があるだけではなく、PEAの分泌にも深くかかわっているわけです。
関係性によるPEA分泌
実は、PEAが分泌されるのはこれだけではなく
- 「もう少しで手に入りそう」
- 「追う立場」
- 「障害がある恋」
といった環境でさらに増幅されることがわかっています。
チャラめの人やモテる人がさらにモテるのも、
という『手に入りそうで入らない』『追う立場になってしまう』『障害があるように感じる』ことでPEAが分泌されるというわけです。
逆に、PEAが分泌されなくなる時というのもわかっています。
それが、
- 追われてると感じた時
- あなた以外の人にPEAが出てるとき
- あなたに魅力を感じなくなった時
- 緊張感や不安感がなくなった時、つまり安心しきってしまったとき
など。
つまり、付き合えたからと言って安心しきってしまうとPEAの分泌が止まって、恋愛感情が薄れてしまいます。
PEAを分泌させるというのは、まだ手に入っていない異性を落とすときだけではなく、すでに手に入った異性と長続きさせるためにも、同じように使える、というか使うべき、知っておくべき方法です。
「3の倍数」で恋が終わるのはPEA(フェネチルアミン)のせい?
というわけで、恋愛ホルモンであるPEAを分泌させる方法を見てきましたが、実はPEAの分泌は、環境や個人差もありますが大体3か月から2年、長くても3年程度で止まることがわかっています。
倦怠期が来たり、3年で別れる、3年目の浮気というのも、PEAが大きく絡んでいるわけです。
つまり、好きになった直後の燃え上がるような恋愛感情はいずれ消えるよってこと。
じゃあ、3年とか経ったら、もう恋は終わってしまうのか?
実際に終わってしまう人もたくさんいます。

が!終わらない人もいます。
PEAの分泌は終わっても、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンなどが分泌されるような関係にうまく移行できると、その後も良い関係が長続きしやすくなります。
要は、恋愛初期のようなドキドキよりも、一緒にいて落ち着いたり安心感を感じるような関係がオキシトシンが分泌される関係。
PEAの分泌の減少に伴って、そういう関係に移行していくのが長続きの秘訣です。
コメント