カムロ(@kamurodayo)です。
- ドーパミンが出るからやる気も出る
- アドレナリンが上昇するから興奮状態になる
- エンドルフィンが分泌されて高揚感を得られる
このように、人はある状態になるから脳内で神経伝達物質が分泌されるだけではなく、神経伝達物質が分泌されるからある状態になるということが起こります。
そして恋に落ちるも然り。
ある神経伝達物質が分泌されるから
- 恋に落ちてしまう
- 惚れた状態になる
- 脳レベルで求めてしまう
ということも起こるわけです。
しかも恋に落とすためには?よりも、この神経伝達物質を分泌させるためには?のほうが具体的であり、確実。

というわけで今回は直接、恋心に繋がる神経伝達物質を相手の脳に分泌させてしまう方法を紹介していきます。
恋愛ホルモン「オキシトシン」
まず、恋愛感情に繋がる神経伝達物質は、ドーパミンやPEAなど色々ありますが、今回はその中でもオキシトシンに焦点を当てていきます。
ドーパミンについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【恋は作れる】ドーパミンを意図的に分泌させてモテる男になる方法
では、オキシトシンとは何かというと
- 「幸せホルモン」
- 「恋愛ホルモン」
- 「抱擁ホルモン」
- 「信頼ホルモン」
- 「絆ホルモン」
- 「思いやりホルモン」
- 「癒しホルモン」
などとも言われるもので、要は、癒し系の幸福感を与えてくれるものです。
そして、対女性に関しては特にこのオキシトシンが重要になります。
過去15年間の研究で、オキシトシンの分泌を促す行動が女性のストレス低減に役立つことがわかっています。
ちなみに、これは男女で感情的に求めることが違うという意味でもあります。
で、なぜ女性に関して重要なのかというと、
男性に比べて、女性のほうがパートナーに対して愛情や思いやりを示してくれなくなったという不満を持ちやすい傾向があるのもこのためです。
また、詳しくは後で触れていきますが、セックスをしたときに情が移って恋愛感情を抱いてしまうという現象が女性に多いのもオキシトシンが深く関わっています。
さらに、恋愛初期に分泌され燃えるような恋愛感情を引き出す『PEA』というホルモンがありますが、実はPEAの分泌は、環境や個人差もありますが大体3か月から2年長くても3年程度で止まることがわかっています。
で、この時に長期的に良好な関係を継続していくためにも、オキシトシンが重要な役割を担っています。
要は、恋愛初期の燃えるような関係から、一緒にいて落ち着いたり安心感を感じるようなオキシトシン寄りの関係になっていくことによって、良いパートナーとして続いていくという話です。
恋愛ホルモン「オキシトシン」を分泌させる方法
ではでは、この”恋愛ホルモン”オキシトシンを分泌させるためには、どうすればいいのかここから見ていきます。
オキシトシンが分泌される瞬間①:セックス
オキシトシンはスキンシップによって分泌されますが、セックスはまさにそれの最上級といったところ。
で、普通に肌が触れ合うだけでも分泌されるわけですが、実は女性の下の入口への刺激でもオキシトシンは分泌されます。
これは、恋人としてまだ気持ちが高まりきっていない段階でも、セックスにより強い愛情を感じやすくなるということ。
たとえ好意を持っていない人だったとしても、です。
また、中に入っている時間が長ければ長いほど分泌されます。
さらに、もっとオキシトシンがドバドバ分泌される瞬間があります。
男女ともにイッたときにオキシトシンもドバドバ溢れ出るわけです。
こんな感じで、身体の関係を持つと好きになってしまう、恋愛感情を抱いてしまうという現象がありますが、それはこのようにオキシトシンの分泌が深く関わっているわけです。
オキシトシンが分泌される瞬間②:助けたとき
オキシトシンは『思いやりホルモン』とも呼ばれているように、相手を思いやって何かを分け与えたり助けたりすることでもオキシトシンが分泌されます。
要は、こちらとしては相手を頼ってあげればいいわけです。
自分のことは自分でやるとか相手のために何かをするだけではなく、
- 何かしら相談してみたり
- わがままを言ってみたり
- 上手に甘える
と。女の子をイメージしてもらえればわかりやすいかと思いますが、頼ってきてくれると力になってあげたくなったり、こちらが何かを“してあげる”側なのに自尊心や承認欲求を刺激され、気持ちよくなったりしますよね。
そして、人は他人のために何かをするという利他的な行動によって、脳が強烈な快を感じます。
頼るのが上手だったり完璧な人よりも、欠けている部分がある人のほうが愛されているのもこのためです。
なので、こちらは

大丈夫、自分でやるよ
よりも

ありがとう、じゃあお願い
と頼ったほうが、実は相手にとっても『快』だったりするわけです。
で相手が何かをしてくれたら、
などフィードバックを与えてあげると、相手は”してあげる”な利他的な行動に加え『役に立った』『自分が認められた』的な自己重要感が強烈に満たされ、脳が『キモチー』となるわけです。
なので、小さい事でもいいので変にかっこつけたり、相手に負担がかからないようにするよりも、頼ってあげたほうが実は相手は自分を好きになりやすいというわけです。
オキシトシンが分泌される瞬間③:食べ物のシェア
食べ物をシェアするという行為をするだけでも、実はオキシトシンが分泌されます。
実際に、基本的に食べ物を分け合う習慣のないチンパンジーがまれに分け与えることがあり、食べ物を分け与えた直後のチンパンジーの体内では、オキシトシン量が増加していたことがわかっています。
また、人間に関してもシェアしながら食事をすると、お互いの信頼と絆が深まるという研究結果や、異性に食べ物を分けてあげるという行動は一種の求愛行為を意味するという研究もあります。
オキシトシンが分泌される瞬間④:名前を呼ばれたとき
実はファーストネームを呼ぶだけでもオキシトシンが増加します。
実際にそれが確認された実験では、初対面の人に15分間ファーストネームで呼びかけを行い、呼ばれた人のオキシトシンの分泌状況を確認しました。
するとオキシトシンの濃度が増加し、ストレスホルモンのコルチゾールが減少したことが確認されました。
オキシトシンが分泌される瞬間⑤:弱みや秘密の共有
イメージ的には、ゴロンしてお腹を丸見せにしている犬。
バチクソ無防備です。
が、それゆえ、こんなに無防備な姿を晒してくれている、自分を信用してくれているんだと感じ、可愛く感じ愛情も湧きます。
実際に人は、信用されていると感じられるとオキシトシンが分泌され、相手に対して好意を抱きやすくなることがわかっています。
ちなみに、犬などの動物と触れ合うことでも、オキシトシンは分泌されます。
というと、それでもいいですが、弱みの共有や秘密の共有なんかがわかりやすくできるかと思います。
自分の弱みや秘密を共有するということも、「あなたを信用しています」と示すことになります。
特に
- 君にだけしか言ってない
- 君だから話せる
- 他の人には言えないんだけど
- 誰にも言わないでね
など、”君だけ”系のワードで装飾すると

私だけに見せてくれたんだ
と感じ、信用されている、特別扱いされていると感じられ、オキシトシンの分泌にも繋がります。
これ以外にも、自分のモノを預けるとか感情表現をするとか、『警戒』よりも『無防備』に振り分けられるようなことをすると、相手は信用されていると感じやすくなります。
オキシトシンが分泌される瞬間⑥:下心のないスキンシップ
一応、下心のあるというか、普通に男女としての触れ合いでもオキシトシンは分泌されますが、ここでは敢えて分けました。
というのも、女の子はそういう気分ではない時に、男女的なスキンシップを嫌がる場合があります。
それによって、女性ホルモンのエストロゲンも分泌が増えて、そこから男女的な触れ合いを楽しめるようになったりします。
実際に、女性は夜寝る前にただハグをするだけでも、ストレスが減り心配事を忘れて眠りにつきやすくなります。
一方で男性の場合は、ハグの時間が長すぎると逆にストレスを感じ眠りにくくなることもあります。
男よりも女の子のほうが愛されたい欲求が強いように、下心とはまた別の愛されている、大切にされていると感じるようなスキンシップも、効果的であるというわけです。
恋愛ホルモン「オキシトシン」を味方に付けよう
というわけで、オキシトシンを分泌させる方法を見てきましたが、
ざっくり言うと
これによって、興奮やドキドキというよりは、愛情や安心感、信頼的な気持ちが膨らんで恋愛感情に繋がっていきます。
あとは余談ですが、オキシトシンが分泌されると
- 幸福感が高まったり
- 不安や恐怖感が減ったり
- 人と関わりたいと社交的になったり
- 学習意欲や記憶力が向上したり
- 人見知りをしづらくなったり
します。
なので、相手にオキシトシンを分泌させるだけではなく、自分のオキシトシン分泌を促すのもいいことづくめです。
で、それはここまで挙げてきたような触れ合いとか、
- 感動したり感情を出したり
- 親切をするようにしたり
- 犬と触れ合ったり
- 友達と遊んだり
- 人にプレゼントをしたり
などでも、結果的に自分にいい効用が返ってきます。

人に良くすると、自分の中でもオキシトシンが分泌されてそれによって幸福度が高まるというわけですね。
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