好意の自尊理論とは?恋に落ちやすいタイミングや状況を狙おう

恋愛心理学
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カムロ(@kamurodayo)です。

実は、人が恋に落ちやすいタイミングや状況があります。

それを知っておいてそのタイミングを狙う、あるいはそういう状況にいる子を狙えば落とせる確率がかなり高い。

このタイミングや状況を知っておくことで、一気に恋愛関係に進めることができるようになります。

ぜひこれを把握して、チャンスを逃さないようにしていってください。

状況やタイミングで人は恋に落ちる

そもそも人は、自分が思っている以上に状況タイミングに大きく左右されています。

例えば、

郊外の住宅地を歩いている人の前で、腕にギプスをつけて多くの荷物を持っているサクラが荷物を落とすと、あたりが静かなときには多くの人が荷物を拾うのを手伝うが、近くの家で芝刈り機が大きな音を立てていると荷物を拾うのを手伝う人は少なくなった

 ”Mathews and Canon 1975”)。

クッキーを焼く良い香りが漂っている場所ではそうでない場所よりも、サクラが落とした書類を拾うのを手伝う人が増えた

”Isen and Levin 1972”)。

パズルを解いて成績に応じて報酬を与えると説明した後に解答用紙を提出させるか、自己採点して得点だけを報告させるかしたところ、成績を偽って報告することが可能な後者の条件では実際に報告された正解数が増加した

”Mazar et al. 2008”)。

こんな感じで人は状況に大きく影響を受ける。

自分の意思で決定をしたと本人は思い込んでいることでも、実は状況に影響を受けて反応が引き出されているだけということがよくあります。

実際にブルターニュ南大学の実験で

  • いい匂いのするところでナンパをすると、そうでない場所でするよりも番ゲ率が2倍になる
  • 天気によっても曇りの日は14%、晴れの日は22%と結果が変わる

ということがわかっています。

まさに、人が状況に影響を受け結果が変わっている例です。

また心理学の研究でも、全体の98%もの人は自分が『理想とする異性』には当てはまっていない人と付き合ったり惹かれたりしているということもわかっています。

つまり、相手の中にある理想よりも、その時の状況やタイミングのほうが恋に落ちたり付き合ったり体を許したりということへの影響が大きいというわけです。

それでは、ここから具体的に、人が恋に落ちやすいタイミングや状況を紹介していきます。

恋に落ちやすいタイミング・状況:「ストレスを抱えているとき」

まず1つ目がストレスを抱えているときで、ストレス、不満、緊張、恐怖などを抱えているときですね。

人はストレスが溜まると、どうにかして発散したり、誰かに依存したい、優しくしてもらいたいという心理が強まる傾向があります。 

入学、転職、引っ越しなど、新しい環境に変わった時は、特にストレスが多いため、恋に落ちやすくなる。

また、親和欲求も高まります。

親和欲求とは、

  • 風邪で寝込んでる時や、体調が悪かったり時に誰か傍にいて欲しい
  • 仕事や学校での不安事や、心配事が多ければ多いほど誰かに話を聞いて欲しい

とにかく誰かと会って不安を解消したいとなるあの感じです。

そして、恐怖心が高まると親和欲求が増すことも実験により証明されています。

実験はアメリカの心理学者シャクターさんが行ったもので

女子大生を集めて、知らない人同士になるように56人のグループを作り、強い不安を与えられるグループと、弱い不安を与えられるグループの2種類に分けました。

「実験の準備に10分程度かかるので待合室でお待ち下さい」と案内し、みんなと一緒に居たいのか、一人になれる待合室に行きたいのかをたずねたというもの。

結果、弱い不安グループは、他の人と一緒に待ちたいと答えたのは33%だったのに対し、強い不安グループは、62.5%の人が他の人と一緒に待ちたいと答えたのです。

このように、恐怖や不安緊張などを抱えている状態だと誰かと一緒にいたくなる。

そして依存などがまさにそうですが、『快』と『不快』の振り幅が大きいほど

  • 『快』を与えてくれるもの
  • 『不快』を解消してくれるもの

に強烈に惹かれます。

例えば、自分と一緒にいると癒される度が5だとすると、ストレスを抱えていない±0状態の人に対しては振り幅は5。

ストレスを抱えている-5状態の人に対しては、振り幅が10になる。

感情を揺さぶる振り幅が大きいほど恋愛感情が芽生えやすくなるのと同様に、このマイナスからプラスへの振り幅が大きいほど好きになりやすい、依存しやすい。

そしてストレスを抱えている人は、最初からマイナス状態なので振り幅が大きくなりやすい。

そのため、落としやすいというわけです。

なので状況で言えば、先ほど挙げた

  • 入学、転職、引っ越しなど相手が新しい環境にいるとき
  • 仕事やプライベートで上手く行っていなかったり、ストレスが増えているとき
  • ストレスが多い職業や環境にいる人

もっと短期的なところや直接的なところで言えば、デートでは相手が緊張や恐怖を感じるような

  • 相手が行ったことがない場所
  • 相手がやったことがないことをする

などがあります。

高い所怖いよぉ

とか

こんなお洒落なレストラン初めて

とか

おばけ出そう

とかそういう状況。

あるいは、自分自身がその対象になる。

どういうことかというと、例えば怖そうな人やオーラがある人

最初から緊張や恐怖を感じられる。

しかし、話してみるといい人、優しい、面白いなどプラスに振れる

ジャイアン映画版の法則と同じように、振り幅のおかげで良く見えるという効果や、緊張のドキドキを好意のドキドキだと勘違いするという情動と認知の誤帰属的な意味でも落ちやすくなります。

いずれにせよこのように、相手がストレス、不満、緊張、恐怖などを抱えている状況にある時は恋に落ちやすくなっている。

あるいは、意図的にそのような状況に持っていくことによって恋に落ちやすくなるというわけです。

恋に落ちやすいタイミング・状況:「好意の自尊理論」

これは、自己評価が下がっているときは恋に落ちやすくなるということ。

これに関して、アメリカの心理学者ウォルスターの実験があります。

まず、実験では被験者の女子学生が実験室に行くと担当者はまだ来ておらず、代わりに仕掛け人の男子学生がいます。

そして仕掛け人は女子学生と世間話をした後にデートに誘い、また連絡すると言って部屋を出ていく。

しばらくすると担当者が来て女子学生の性格検査を行い、その場で結果を知らせます。

この時に、一方には自己評価が上げられるような結果を、もう一方には自己評価が下げられるような結果を知らせました。

その後、先ほどの仕掛け人の男子学生を含む他人に対する印象の聞き取りを行うと、性格検査によって自己評価が下げられた女子学生は、自己評価を上げられた女子学生より男子学生に好意を持ちやすいという傾向があったというわけです。

このように、人は自尊心が下がっている状態のときは、人を好きになりやすいというのが『好意の自尊理論』です。

失恋直後なんかはまさにこれです。

失恋直後や恋人と上手く行っていない時に他になびきやすいというのは、あるあるもあるあるデスネ。

こんな感じで

  • 相手が恋愛で上手く行っていない時
  • 仕事などで失敗をした時
  • 炎上して叩かれている時
  • 風邪を引いている時

なんかも普段より落ちやすくなったりします。

ちなみに、付き合うまでの期間が短いカップルや、短期的な恋愛に関しては見た目が重視される傾向にあります。

しかし友達期間的なものが長くなればなるほど、見た目よりも性格の相性や親密さなど内面の重要度のほうが高くなるという傾向もあります。

なので、見た目に自信がない人などは、前述したような相手の自尊心が下がるような状況で相談されるようなポジションを取っておくというのも1個の戦略になります。

もちろん攻めるべきところで攻めなければ、それこそただのいい人な友達止まりで終わってしまいますが。

恋に落ちるのは”相対評価”

まず前提として、

  • 人は状況に大きな影響を受ける
  • 恋に落ちやすい状況というのは、ストレスを抱えている時や自尊心が低下している時
  • 実際に付き合ったりデートしたりするのは、運命の相手だからではなく選択肢の中で良かったりタイミングや状況の影響が大きい

要は相対評価。選択肢の中から選んでいるに過ぎない。

脈ありになるかどうかは周囲や状況の中での相対評価であり、絶対評価ではないというわけです。

それを踏まえたうえで、たとえ今は脈なしだったとしても、状況やタイミングを逃さなければ、一気に脈ありになることもよくあります。

恋に落ちやすい状況やタイミングがきたら、しっかりモノにしていってください。

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