カムロ(@kamurodayo)です。
デートは別れ際が肝心。
デート後の食いつきを上げたい。
次のデートに繋げたい。
今回のデートで爪痕を残したい。
そのカギを握っているのが「別れ際」です。
いくら中身が良かったとしても、別れ際が悪いとデート全体の印象も悪くなってしまいます。
逆に、中身が微妙だったとしても、別れ際が良ければ、好印象を取り返すことができます。
いわゆるピークエンドの法則です。
今回も心理テクニックを応用して、好印象を残す、恋愛感情を刺激する、別れ際のテクニックを3つ紹介してきます。
実際に女の子の食いつきが上がることが実証されている方法なので、ぜひ使ってみてください。
ピークエンドの法則
ピークエンドの法則とは、行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が1999年に発表した論文の中で提唱した人々の評価基準に関する法則です。
人はほとんどの経験をピーク(最も感情が高ぶった瞬間)とエンド(最後の印象)の度合いで判断する
ということを意味しています。
今回は、ピークエンドのエンドの部分。デートの別れ際の重要性についてみていきます。
要は、デートの別れ際が、そのデートの評価に大きな影響を与えるというわけです。
自分への好意が大きくなるか、またデートしたいと思われるかは、デートの別れ際がカギを握っています。
僕が実際に使っている、デートの別れ際で好印象を植え付け、また会いたい、もしくは「好きかも」と思わせるテクニックとなっております。
あえて中途半端にする
一つ目は、
デートの別れ際に、あえて何かを途中の状態にしてバイバイする
という方法です。
例えば、別れ際から逆算して、話を盛り上がらせて、話がピークになったところで「あ、俺こっちだから、じゃあね」と別れる。
この時に何が起こるかというと、
話が盛り上がっていれば、当然その話をまだしたいと思います。
「話をしたいから、まだ一緒に居たい」という状態を作ります。
「話が盛り上がっている、まだ話したい」というフックを使って「まだ一緒に居たい、バイバイしたくない」という状態を作り出します。
すると、バイバイした後、デートである程度好意を獲得できていれば、女の子の脳内で帰属錯誤という現象が起こりやすくなります。
「まだ一緒に居たかった。まだバイバイしたくなかった」
ということは
「好きなのかな?」
つまり、「一緒にいたかった」のは「好きだからである」というように脳が認識してしまうというわけです。
実際は、「一緒に居たかった」のは「単に話が盛り上がっていて、そこで話を遮断したくなかったから」であるにもかかわらず。
ザイガルニック効果
また、話を途中で途切れさせることによって、ザイガルニック効果も発揮されます。
ザイガルニック効果とは、完了していないタスクが頭に浮かびがちになる現象です。
まだ途中になっている仕事や、中途半端なところで聞くのを遮断された曲、物を貸してまだ返ってきていない状況など、
完了していないことは頭の中に浮かびがちな(無意識下で脳が記憶している)状態になります。
つまり、デートをして別れた後も、こちらのことを女の子は考えがちになるというわけです。
この状態を作ると、さらに、2つの心理効果を引き出すことができます。
帰属錯誤
一つは、前述した帰属錯誤。
「彼のことばっか考えてしまう」ということは「好きなのかも」という帰属を起こしやすくなります。
単に、ザイガルニック効果で話の途中だったから頭に浮かびがちであるだけにも関わらず。
単純接触効果(ザイアンス効果)
そして、もう一つは単純接触効果(ザイアンス効果)です。
これは有名な心理効果ですね。
単純に接触回数が多いだけで、人はその対象に好意を抱きやすくなるという心理現象です。
ザイガルニック効果によって、頭に浮かびがちになる。
頭の中で接触回数が増えるので、好意を持ちやすくなる
というわけです。
単に別れ際に話を盛り上げて、バイバイして遮断するという方法も効果的ですが、もう一つめちゃくちゃ使えるズルいテクニックも紹介しちゃいます。
別れ際に強烈に印象を残す方法
それが、別れ際に告白を匂わせるという方法です。
例えば、
今日楽しかったね。
うん!ありがとね!
こちらこそ。てか○○って彼氏いないんだよね?
いないよ。
良い感じの人とかいないの?
んー、どうだろ。
そっか、てかさ、、、俺さ、、、
やっぱいいや!なんでもない!じゃあ俺こっちだから、じゃね!
という感じです。
狙いとしては、相手に「え、まさか告白!?どうしよう!」という心理状態に持っていきます。
緊張状態を作ったうえで「やっぱいいや!なんでもない!」で緩和をする。
これによって、相手の女の子の感情を揺さぶることができます。
恋愛を作るにあたって感情を揺さぶることは非常に効果的です。
さらに、重要なことを言いそうな雰囲気を出されて「やっぱりなんでもない」と言われたら強烈に気になります。
答えを知るまでもやもやが意識あるいは無意識にも残り続けます。
すると、つい気になってしまう、(答えを知るために)また話したい、また会いたいという心理状態が作られます。
こうすることによって、デート後も連絡が来やすくなったり続きやすくなったり、次のデートの約束をしやすくなったりもします。
「別れ際、本当は何言おうとしてたの?」と聞かれたら、「忘れちゃった」と流せばOK。
これで食いつきが上がる。
「帰ったらLINEしてね」
次に、
「帰ったらLINEしてね」と別れ際に約束をする
という方法です。
これによって、帰ってLINEをするというタスクが完了するまでザイガルニック効果が継続します。
それだけではなく、「私のことを心配してくれている」「私を大事に扱ってくれている」という印象を持ってもらうことができます。
家に送った帰りに「(事故ったりしそうで心配だから)家着いたらLINEして」と言ってくる男が僕の友人にいます。
男友達ですが、ちょっとキュンとします。
そして、親切な男性だと思われます。
あらゆる研究によって、最もモテる性格は「親切」であるということがわかっています。
実際に親切な人はセックスの数も経験人数も、親切でない人に比べて多かったということがわかっています。
手つなぎバイバイ
手つなぎバイバイとは、お別れをするときに、お互い「バイバイ」と手を振りますよね。
お互いが手のひらを向けて、手を広げている状態。
この相手の手に自分の手を合わせて、恋人つなぎのように一瞬つなぎます。
サラッと、手を振っている延長線上で手を軽く握る。
非言語で好意を伝えられる
これによって帰りたくない雰囲気や別れを惜しんでいるのを非言語で表現することになります。
すると、私と一緒にいたいと思ってくれているんだと女の子は感じる。
愛情ホルモンが分泌される
また、手のひらを合わせるという行為は親密行動になるので、お互いの心理的な距離も縮めることができます。
体に触れるとオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンは愛情ホルモンとも呼ばれ、分泌されると癒しの快感を脳で感じることになります。その快を一度感じると、脳はまたそれを欲しがる性質があります。
つまり、また会いたい、また触れたいという感情に転化されるというわけです。
手に自分の印象を残せる
自分を手に残すこともできます。
好きな有名人に会って握手した時に、もう手洗わないですとか言いますよね。
自分の手に「あの人と握手した手だぁ」と、相手に対する意識が乗っている状態です。
これを利用して、女の子が一人で帰っている間も「手大きかったなあ」「手暖かかったなあ」など、手という媒体を介して、浸らせることができます。
脈あり脈なしを測れる
もう一つ、メリットとして、脈あり度合いを測ることができます。
要は、手を合わせてこなかった、握り返してこなかった、そそくさと帰った、という場合は脈なしである可能性が高いと判断できます。
逆に、手を合わせてきた、握り返してきた、なかなか離そうとしなかった、なかなか帰ろうとしなかった、となると脈ありである可能性が高いと判断できます。
デートで「あり」と判断されたのか、「なし」と判断されたのか、手つなぎバイバイという非言語コミュニケーションを使ってフィードバックを受けることができるというわけです。
まとめ:デートは別れ際に力を入れよう
デートの好印象を最大化するためには、
◆あえて中途半端にする
・話が盛り上がったところでバイバイする。
→「まだ話を続けたかったから、バイバイしたくなかった」だけでも、「バイバイしたくなかった」ということは「好きなのかな」という帰属錯誤を起こす可能性がある。
・告白を匂わせて、「やっぱなんでもない!」
別れ際に、告白や重要な話をする雰囲気を出して、食いついてきたところで「やっぱなんでもない!じゃあね!」と別れる。
重要な話をする雰囲気で緊張感を高めて、「なんでもない!」で緩和することによって、相手の感情を揺さぶることができる。
さらに、相手は気になって、答えを知るまでモヤモヤしてしまう。
だから、答えを知るために連絡を取りたい、また会いたいという心理になりやすくなる。
また、「え、もしかして告白!?」という妄想が膨らむことで、バイバイした後も勝手に恋愛スイッチを入れさせることができる。女の子は妄想力が高いので、「告白されたらどうしよう」「付き合ったらどうなるのかな」など勝手に自分との恋愛を想像する可能性が高くなります。
◆「帰ったらLINEしてね」
私を心配してくれている。親切な人だ。という印象を残すことができます。
また、「帰ったらLINEをする」というタスクが完了するまで、女の子のマインドシェアを奪うことができます。
◆手つなぎバイバイ
バイバイと手を振る延長線上で、お互いの手を合わせてそのまま軽く握る。
触れるという行為によって、オキシトシン(愛情ホルモン)を分泌させることができる。そうすると、「また触れたい」「また会いたい」と脳レベルで求めやすくなります。
別れを惜しんでいる感を出すことができるので、非言語の脈ありサインをこちらが発していることになる。それによって、相手は「私と一緒にいたいと思ってくれている」「私に好意を持ってくれている」と感じやすくなります。
また、相手の反応を見て、脈ありか脈なしか測ることもできます。手を握り返してきて、なかなか離そうとしなければ脈ありの可能性が高く、手を握り返してこずそそくさと帰れば脈なしの可能性が高い。ここでデートのフィードバックを受けて、測ることができます。
ピークエンドの法則にあるように、デートも別れ際(エンド)によって、デート全体の印象が左右されます。
それによって、その後深い関係になっていけるか、次のデートに行けるかも左右されてきます。
今日紹介したテクニックを使って、デートを成功させましょう。
健闘を祈る。
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