内集団バイアスとは?恋愛関係に発展させる効果的な具体例を紹介

恋愛心理学
YouTubeも更新頻度高めでやってます! ブログでは書ききれない恋愛心理テクニックも出していくので、こちらもよろしくお願いします。

カムロ(@kamurodayo)です。

気になる子と仲良くなる為に、恋愛関係に発展するために必要なことというか、これが欠けていると先には進めない。

いくら自分を磨こうがテクニックを極めようが、ほぼ意味がなくなってしまう。

まず、前提として必要なのが敵だと思われないことです。

  • 催眠をかけるためにはまずラポールを築かなければいけない
  • カウンセリングをするためには心を開いてもらわなければいけない

敵だと思われていたら、何を言っても遮断されてしまうわけです。

逆に味方だと思ってもらえれば、こちらの言葉や行動が素直に刺さります。

まずは、ここをクリアしないと話は始まらないわけです。

というわけで今回は、敵ではなく味方だと感じさせ好意を獲得し、こちらの魅力や行動・言動がグサグサ刺さる状態に仕上げる方法を紹介していきます。

恋愛心理テクニック「内集団バイアス」とは?

まず、人間の心理には内集団バイアス(内集団びいき)という現象があります。

「内集団」とは自分が帰属意識をもっている集団のことで、「内集団バイアス」とは自分と似た性質を共有するグループを好む傾向のことです。

 例えば、

  • 同じ学校の卒業生
  • 同じアイドルのファン
  • 同じホテルの部屋に泊まっている など

どのようなものでも、人間は一般的に内集団に属する人を好むこと、そしてそういった人に説得されやすいことが研究で示されています。 

実際、内集団に属する人の顔を見るだけで、眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)という報酬と結びついた脳領域の神経作用が活発化することがわかっています。

また、人には自分に似ている人を好む傾向があります。

いわゆる、類似性の原理です。

ある研究では、上司と同じ系統のファッション仕様にしただけで、約70%もの上司がその人に好意を抱くという調査結果も発表されています。 

内集団バイアスに関してイギリスの社会心理学者ヘンリー・タジフェルさんが行った実験があります。

実験では、全く見ず知らずの人を集め、コインを投げて裏か表かでAグループとBグループに分けました。

ただし、各集団に分けられた当人たちにはコイン投げでランダムで分けられたことは伝えないでおく。

その代わりに、Aグループのメンバーに対しては

Aグループの方々は、独特の芸術を好んでおられます

と伝えました。

その結果どうなったかというと、Aグループのメンバーはランダムに集められた見ず知らずの人どうしであるにもかかわらず、お互いを理解し合うようになったんです。

要は、「独特の芸術」という共通の嗜好(しこう)があるように伝えられ、お互い親近感が湧いたというわけです。

そして、段々とBグループの人たちを

あいつらは個性のない奴らの集まりだ

みたいな感じで固定観念や偏見が生じるようになりました。

このように、内集団バイアスは自分が帰属している集団への愛着心が強くなり、もう一方で外の集団に対しての差別意識の形成などにも繋がるという性質があります。

つまり、この内集団バイアスを上手く引き出すだけで、相手はこちらの顔を見るだけで『快』を感じるようになり、好意を感じたり恋愛関係に発展するための土台が固まる。

逆に、外集団つまり敵だと見なされれば、マイナスの印象を持たれかねないというわけです。

特に、女性はこの傾向がよく見られます。

なぜなら、男性と比較してコミュニケーション重視の性質があるから。

内集団であるうちは仲良しこよし、敵だとみなした瞬間はぶられる。

というのもよく見てきました。

敵だと思われないために自分の意見を曲げたり、嫌われないためにボスメスに従ったり、話題に置いて行かれないように必死に流行に乗ったり。

意見が違ってもぶつけ合えて、気を遣わないでいられるのが友達ちゃうんかい

と思いながらも、女の子は本当に大変だよなと思っていました。

女性全員がではないけど、男性より圧倒的にその傾向が見られるという話です。

心理テクニック「内集団バイアス」を恋愛で使う方法

ここまで見てきたように、まず距離を縮めるためには、敵ではなく味方である内集団であると思ってもらうことがめちゃくちゃ重要なわけです。

では、どうすればいいのか?

ここから内集団バイアスを利用する具体的な方法を見ていきます。

恋愛テクニック「内集団バイアス」の使い方①:類似性を示す

先ほども出てきたように、自分と似ている人に対しては類似性の原理が働き、好意を抱きやすくなります。

ちなみに、なぜ、似ているほど安心感や好意を寄せるかというと、一つは進化説

自分と似ている者は同じ種の仲間であり脅威が少なく、逆に、類似性が低い者は天敵などである可能性が高いため、脅威を感じる。 

もう一つは、潜在的エゴティズム説というもので

人は潜在的に自分のことを好きである。だから、自分と似ている人にも好意を寄せやすくなるというもの。

この類似性を示すためには、単純に自分と相手の共通点を見つけるようにしてそれを前面に出す。

え、俺も!

とか

同じだね!

と。

このように「俺と君は同じだ」ワードを使うだけでも、相手は

同じなんだ

私とこの人は似ているんだ

と感じやすくなり好意も抱きやすくなります。

そして、”敵”から”味方”へと意識が強まっていきます

類似性の原理」については以下の記事で詳しく解説しています。
自分と似ている人好きになる?類似性の原理を恋愛に使うテクニック

恋愛テクニック「内集団バイアス」の使い方②:俺らか俺ら以外か

例えば、

俺らってこういうとこ似てるよね

とか

こんな平日昼間にここ行くの俺らくらいだよね」

など。

「WE」を強調することによって、無意識的に内集団であるという認識が強まります。

ある研究では、こういった代名詞を使うだけで同じ内集団に属することを感じさせるので、快感を呼び起こされることも証明されています。

さらに「俺たちしか」「俺たちくらい」という言い回しによって、「俺ら」とそれ以外の別集団という構図を自然と匂わせることによって、「私と彼」という内集団への帰属意識が強まります。

恋愛テクニック「内集団バイアス」の使い方③:共通敵

共通敵の存在によって、内集団の結びつきが強くなります。

例えば、カルト宗教に属している人たちは、外野から「怪しい」「騙されている」「悪だ」と言われれば言われるほど、宗教内での結びつきは強くなります。

アイドルのファンなども同様、あるメンバーとその子を推しているファンからすれば、総選挙の際はその子以外はある種敵になります。

その子を1位にさせてあげたいため、たくさんCDを買って投票したり応援したり、熱狂が生まれます。

共通敵を作ることによって、帰属も熱量も強まるわけです。

個人で自由に稼ぐことを発信するインフルエンサーは、サラリーマンや会社勤めを共通敵として設定することで同じ思想を持った人たちを巻き込みます。

このように、共通敵を作り出すことによって内集団の結びつきがめちゃくちゃ強くなる。

個人的には嫌いなのでオススメしませんが、一緒に誰かの悪口を言うのもこれに当たります。

一応、”お互いが”嫌いなことや人に対して一緒に悪口を言った場合は好感度が33%上がったという研究もあるので。

もちろん共通敵は個人ではなく、例えば

  • 相手がパワハラまがいなことに困っていたら「パワハラ上司」を共通敵にしたり
  • 雨の日に腰が痛くなる子だったら「雨」を共通敵にしたり など

相手が敵だとみなすものでこちらも共感を示せて『敵と味方』という構図を作れれば何でもOKです。

恋愛テクニック「内集団バイアス」の使い方④:相手の集団を良く言う

例えば相手が、プードル大好き協会(仮)に所属しているのであれば

プードル大好き協会の活動って本当いいよね。プードルも超かわいいよね

みたいな感じ。

自分が所属している集団に対しては内集団バイアスがかかり、ある種自分のアイデンティティとも結びついています。

なので、その集団を褒めることによって間接的にその子を褒めることにもなる。

場合によっては、自分を直接褒められるよりも、自分の周りや自分が好きなものを褒められたほうが嬉しかったりもします

逆に、自分の周りや自分が好きなものを悪く言われると、自分に対して直接言われるよりも嫌な気分になったりもします

仲間の仲間は仲間。仲間の敵は敵。みたいな感覚。

かつ、直接相手を良く言うよりも、周りを良く言うことのほうがいやらしさや下心を感じづらくなるため、相手も素直に好意を受け取ってくれやすくなります

「内集団バイアス」で女性との距離を縮めよう

内集団バイアスを上手く引き出すことができれば心を開いてくれやすくなるし、好意を持たれやすくなる。 

その後の口説きもグサグサ刺さりやすい状態が出来上がる。

逆に、敵だとみなされている限りは心を閉ざしているので、どんなに頑張ってもあまり効かない。

だから、敵ではなく味方であると感じさせることが前提として必要である。

そのために「内集団バイアス」は重要なカギとなります。

そして、この内集団バイアスを引き出すためには…

  • 類似性を示す
  • 俺らか俺ら以外か
  • 共通敵
  • 相手の集団を良く言う

これらによって引き出すことができます。

ぜひ、この心理現象を味方につけて、女性との距離を縮めていってください。

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