カムロ(@kamurodayo)です。
その瞬間に恋心が芽生えることもある。

それがギャップです。
ギャップ萌えの効果は非常に強力です。
とはいえ、ギャップにも萌え萌えなものもあれば、特に何も感じない、むしろギャップ萎えになるものもあります。
というわけで今回は、心理効果をいくつか織り込んで感情を揺さぶり“キュン”を作り出すギャップについて紹介していきます。
女性が「キュン」とする恋愛心理テクニック①:アンダードッグ効果
まずは、キュンとするギャップ萌えに使えるのが「アンダードッグ効果」です。
アンダードッグとは、『負け犬』や『敗北者』の意味で、アンダードッグ効果とは、弱い人や不利な人に同情が集まって応援や支援が増加する効果のことです。
スポーツで負けているほうを応援したくなったり、売れていないアイドルや目立っていない推しを応援したくなるのもこれです。

じゃあ、童貞で恋愛弱者であるアピールをすればいいんですね?
というと、それじゃ非モテのままです。
アンダードッグ効果を少し恋愛に最適化してギャップ萌えを作る方法にここから落とし込んでいきます。
恋愛での「アンダードッグ効果」の使い方
では恋愛でアンダードッグ効果を使うにはどうすればいいのか?
先に結論から言うと上手に弱みを見せることで、上手に弱みを見せるためにはまず前提として基本は強いことが必要です。
例えば、
- 自信や余裕がある
- 媚びない
- 影響を与える側
- 既にモテている
- 頭がいい
- 精神的に強い などなど
ここまでいかなくても、特別ひ弱な非モテ感が抜けていればOKです。
弱みを開示した時に、ギャップとなればOKなので。
弱みの自己開示をすることによって人間味を感じられたり、頼られているように感じたり自己開示の返報性が働いたりといい事たくさんです。
非モテの人や好きな子と接するのが下手な人は、自分を良く見せようとしすぎたりかっこつけたりする傾向があります。

で、大抵そういったものは刺さらないです。
好意を獲得するためには、片面よりも両面を見せたほうが効果的です。
片面というのは、強みだけや弱みだけ、かっこいい部分だけかっこ悪い部分だけみたいな。
心理学では『両面提示』と『片面提示』というものがあります。
何かを売られるときに、メリットだけを伝えられても

何か裏があるのではないか

明らかにしてこないが大きなデメリットがあるのではないか
と疑ってしまい、購買に繋がらない。これが片面提示。
逆に、メリットだけではなくデメリットも伝えると信頼性が上がったり、見えないデメリットを過大に警戒することが減り購買に繋がりやすい。
これが両面提示です。
母性本能がくすぐられる
基本強い人に、弱みを見せられるのは実は嬉しかったりします。
弱みを見せてくれているということはあなたに心を開いていますというように感じられるため、自分は信用されている、あるいは自分は特別なのかなと自尊心をくすぐられたり、自己重要感が満たされたりします。
それによって、
- 母性本能がくすぐられたり
- 守ってあげたくなったり
- いい意味で可愛いと思ったり
- 力になりたいと感じたり
- 自己開示の返報性が働いて相手も弱みを打ち明けてくれたり
メリットたくさんです。
強さの裏付けになる
弱みの自己開示は、実は強さの裏付けにもなります。
弱い人ほど、自分を強く見せようとして弱みをさらけ出そうとしません。
逆に強い人は、弱みをさらけ出すことへの恐れがないため弱みも普通に見せます。
弱みを見せられるということは、強さの裏付けにもなるわけです。
つまり、
- 表面上は弱みをさらけ出しているのでアンダードッグ効果で好意が増す
- 実は、裏側では強さが暗黙に伝わるため、強い男というモテにプラスの印象も植え付けられる
というダブルでお得なわけです。
失敗経験を語ることも効果的
弱みの自己開示と同じように、失敗経験を語ることも効果的です。
例えば、事もできて、器用そうな人が

今日どうしても目玉焼き食べたくて自分で作ってみたんだけど上手く作れなくて1パック分、全部丸焦げにしちゃったんだよね
と言ってきたら

何それ、かあいい♡
となります。
ポイントとしては、あまりに暗すぎたり深刻さを出すと“キュン”よりも心配が勝ったり、かまってちゃん感が出たりして面倒くさい印象になるので、失敗経験を明るく話したり、ポジティブに話すと効果的です。
恋愛で使われている「アンダードッグ効果」の具体例
それでは、弱みや失敗経験を使ったアンダードッグ効果の具体例を少し見ていきましょう。
まず、わかりやすい例がホストです。
基本は”強い”だけど、ある時

今月はNo.3には絶対入りたいんだけどなかなか売り上げ伸びなくてさ…
と弱みを見せられると、女性は

私が頑張らなきゃ!!!
といつも以上に応援してくれるようになる。
オス感が強くて遊び慣れてる感もある男が

実は俺お酒弱くてさ
とカルーアミルク1杯で顔が赤くなっている。
モテる人の、昔の超純粋な恋愛で失恋した話。
ドSだけど、走り方が超変な設楽統。などなど。

ちなみに、僕がYouTubeの動画内で噛むのもこれです。
淡々とロジカルに頭良さげにベラベラ喋っている中で突然噛むという失敗。
実際に、コメントでよく

噛むところが好きです♡イケメン♡付き合って!!!
と来ているのが、アンダードッグ効果やギャップが効いている裏付けかと思います。
恋愛で「アンダードッグ効果」を使う際の注意点
アンダードッグ効果を使う際には注意点もあります。
それが、やりすぎると”ただの弱い奴”に映ったり、かまってちゃんに見えて面倒くさがられたりします。
ちなみに不幸自慢ばかりする人に対して、人は「無能な奴だ」という印象を抱くということも研究によって分かっていたりします。
これは、”人間は自分を守るために自分に都合よく物事を考える”という性質から不幸な人を見ると

不幸な人は能力が低いから不幸なんだ。自分は能力があるから不幸にはならない、大丈夫だ
という認知になり、不幸な人は低能だと感じてしまうという現象です。
なので、基本は強いけどたまーに弱みを見せるぐらいにしたり

俺、生まれてから通る信号すべてが赤で引っかかってるんだよねっ!
と相当深刻なことでも明るめに話したり

おかげで、待つことに慣れて忍耐力が付いたよねっ!
とポジティブにつなげると、マイナスな印象も残りづらくなります。
マイナスな印象を持たれる弱みでも、基本スタンスの強さがしっかりプラスに印象づけられていれば、むしろ弱みに価値を見出されて愛されるようになります。
女性が「キュン」とする恋愛心理テクニック②:ゲイン・ロス効果
ゲイン・ロス効果とは何かというと、ゲインというのは利益、つまりプラスの印象。
ロスは損失、つまりマイナスの印象を指します。
ゼロの状態からプラスの面を見せられるよりも、マイナスからプラスを見せられたほうが心理的に与えられる影響が大きくなる。

要は、ジャイアン映画版の法則です。
普段は悪い奴・嫌な奴だけど、そいつがちょっといい事をするだけでめちゃくちゃ良い奴に見える現象。
優しそうな人が動物に優しくしているよりも、怖そうな人が動物に優しくしているほうが心に残るし、感情が揺さぶられます。
これを示している例として、心理学者のエリオット・アロンソンの実験があります。
実験では、80人の女性に、次の4タイプの男性と会話をしてもらい、男性に対してどれほど好感を抱いたかを調べました。
で、男性のタイプは
- 終始感じが良い優しい人
- 最初は優しかったのに、突然冷たくなる人
- 冷たそうに見えて、実は心暖かい人
- とにかく怒りっぽい人
パッと見た感じ、1の終始感じが良い優しい人が最も好感を持たれそうですが、結果は、3の『冷たそうに見えて、実は心暖かい人』が一番評価の点数が高く、好印象だったんです。
これがまさにゲインロス効果で、最初に冷たい印象(マイナス)を見せてからの実は心暖かい人(プラス)という面を見たことによって印象が一気に良くなった。
このゲインロス効果は単純に印象操作で有効でもありますが、特に恋愛では”感情を揺さぶること”が超重要になります。
恋愛で使われている「ゲイン・ロス効果」の具体例
恋愛で使われているゲインロス効果の具体例と言えば、ツンデレなんかがまさにこれです。
他には、
- ちゃらんぽらんな感じだけど実はめっちゃ料理ができる
- サイコパスっぽいと思っていた人の人間臭いエピソード
- チャラいイメージだけど実は一途だった などなど
ただし、ポイントはゲインのプラスの印象よりもロスのマイナスの印象が勝ってしまうものではダメです。
例えば、
- めちゃくちゃ不潔な人が実は部屋だけは超キレイでオシャレだった
- ただの下着泥棒だと思っていた人が実はその下着をワンちゃんのお洋服にしてあげていた
などは、マイナスの印象が強すぎてゲインを見せても取り返せません。

で、めちゃくちゃモテる人はこのゲインロス効果が最強の状態で発揮されていたりします。
どういう状態かというと、表面上はロスとゲインだが裏側ではゲインとゲインになっている状態です。
意味が不明かと思います。
どういうことかというと、例えば先に挙げた「サイコパスっぽいと思っていた人の人間臭いエピソード」というゲインロス効果で言えば…
表面上はサイコパスというロスと人間臭いというゲインという構図です。
が、実はサイコパスは本能的に女性に求められる性質だったりします。
サイコパスがロスだというのは、表面上は悪い特性なのでロスになっているが、実は本能的には求められているモノである。
で、人間臭いというゲインが働くことによって、表面上のロスも取り払われる。
その結果、めちゃくちゃ強烈に求められる、というわけです。
「チャラいイメージだったけど実は一途」に関しても、この”チャラい”が”女性と仲良しをたくさんできる能力がある”だとすれば、本能的に求められる性質になります。
しかし、表面上チャラいというのは悪い印象なので理性的にはロス、つまりマイナスの印象。
しかし、”実は一途”であることによって理性的なマイナスが取り払われ、言い訳ができる。
するとブレーキが外れ、本能的にも理性的にも素直に求められる。
「アンダードッグ効果」と「ゲイン・ロス効果」で”キュン”とさせるポイント
アンダードッグに関してもゲインロスに関しても、その効果をさらに増強するポイントがあります。
ギャップ以外で、人がキュンとしたりドキッとしたり承認欲求が刺激されたりするのはどんな時かというと、特別扱いされた時です。
そして、ギャップの開示は特別扱いと親和性が高い。
要は、弱みやギャップの部分は普段は見せなかったり大勢には見せないもの。
そもそも、それを見せるということは「あなたは特別」だというのを暗に伝えることにもなります。
あとは、特別感の印象を伝えるために
例えば、
- 君にだけしか言ってない
- 君だから話せる
- 忘れて?
- 誰にも言ってないんだけど
- 誰にも言わないでね
などを付け足せば特別感や共同体意識、秘密の共有をしたと感じ、意識しやすくなります。

弱み可愛い♡ギャップ萌える♡しかも私だけに…?なんで?もしかして…?
となるわけです。
まじでギャップ萌えは最強なのでぜひ参考にしてみてくださいっ。
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