カムロ(@kamurodayo)です。
“褒め”とはまさに人間にとって『快』となるもの。
脳に『快』を与えれば、欲求が満たされ生み出され求めるようになり、恋愛感情を作り出す脳内ホルモンも分泌される。
使い方によっては人をコントロールすることもできちゃいます。
とはいえ、上手く使えれば効果絶大ですが、下手をするとむしろ嫌われたり恋愛対象外だとみなされかねない。
“褒め”はめちゃくちゃ奥が深いわけです。
というわけで今回は…
- それ実は嫌われたり恋愛対象外にされたりつまらない奴認定されちゃうよという褒めから
- ここを褒めるとぶっ刺さって強烈な『快』を植え付けられたり、特別な存在になれるよという褒め
- 相手をコントロールする褒め
つまらない話だけどこれが本質だよ、というところまで掘り下げていきます。
女性への外見褒めは良いのか悪いのか問題
外見褒めはNGだ!
いやいや外見褒めは効果的だ!
という話はいろいろなところで出ているかと思います。
僕の結論としては「どちらとも言えない」です。
そもそも、
- どこを褒めるのか
- 誰が褒めるのか
- 誰が褒められるのか
- どんな褒め方をするのか
- 2人の関係 などなど
良い悪いに影響を与える変数が多いかつ、そっちが本質であるため、表面的な”外見褒めは良いか悪いか”を考えることにあまり意味はないのでは?ということです。
外見褒めで食いつきが上がることもあれば、食いつきが下がることもあります。
なので、そこを掘り下げます。
関係が浅い初期の段階では褒めない理由
僕の個人的なやり方にはなりますが、まず、初期の段階では外見は褒めないようにしています。
ちなみに、ここでの外見とは、顔面や体など先天的なものや固定的な要素が強い外面です。
初期で褒めない理由としては、リターンは小さいけどリスクは大きいと感じているから。
どういうことかというと…
例えば、相手の顔面を褒めるとします。
考えられるリターンとしては、一般的に褒めた時に得られる効用が挙げられます。
例えば、嬉しい、私を見てくれている、私を認めてくれているなどの『快』です。
対して、リスクは何かというとまず可愛い子ほど顔面を褒められ慣れています。
そこで顔面を褒めると
- その他大勢の奴と同じだと分類されて価値を低く見積もられる
- この人も私の内面は見てくれず、結局顔なのか…と思われてしまう
- 私って顔以外に良いところないのかなと傷つけてしまう
- 媚びているように見えて雑魚判定される
などが挙げられます。
女性の外見を褒めるリスク
仮に客観的に顔面が可愛かったとしても、本人は気にしている部分やコンプレックスがあったりしてあまり触れてほしくなかったりもします。
特に、外見の中でも体型はリスク大です。
と褒めたつもりで言っていても、もしかしたら相手はそれをコンプレックスに感じていたりするかもです。
そのため、軽率に外見を褒めるのは、リターンよりもリスクのほうが大きいと考えられるため、下手に褒めないほうが無難だよねというわけです。
褒めるとしたら、ある程度その子のことがわかって、大丈夫なラインや刺さるポイントを見極めてからにしています。
僕は男ですが、見た目を褒められた時点で、その子を格下判定してしまうことが多々あります。
おそらく、女性もそういう人は多いかと思います。
逆に、全く外見褒めをしてこない子のほうが追いかけたくなったり、モテる女なのかなと思いやすくなります。
なので、女の子、特に可愛い子に対しては一切外見褒めはせず、興味を持たせたり、むしろ相手からアピールしたくなるように仕向けることができます。
で、モテる人の特徴として、好意は感じるけど下心は感じないという傾向にあります。
モテる男の褒め方①:女性の”物”を褒めよう
まず外見的な部分で簡単に見つけられるのが「身に着けているモノ」です。
顔面や体形褒めがなぜリスキーかというと、自分で好き好んでその顔面や体形をやっているわけではないという要素があるからでした。
対して、身に着けているモノなどは、自分で好き好んで身に着けているわけです。
つまり、地雷を踏むリスクが減ります。
例えば、
- 「そのアウター可愛い」
- 「髪色めっちゃキレイ」
- 「その時計オシャレ」
みたいな感じ。
女の子自身も基本的には可愛いと思ってそのアウターを着ているし、キレイな髪色にしたくてしているし、オシャレだと思ってその時計を付けています。
褒める際のテクニック:『共感×褒め』
褒めに限らず、恋愛では”共感”が非常に大事。
そして、この相手のモノへの褒めをすることで、共感を生み出すことができます。
要は、女の子は
わかる!?可愛いでしょ!
となり、感情の共有を行えるというわけです。
また、「相手の意見の理由を聞く」ということも共感に繋がります。
なので、「なぜ、それを選んだのか?」という理由を掘り下げて、そこを褒めるという『共感×褒め』というテクニックもあります。
“相手の物”を褒めるメリット
脳は主語を判別できない性質があります。
つまり、その子の”モノ”を褒めていても、その子の脳は”私”を褒められているのと同じように脳にとって『快』になるわけです。
さらに、オシャレだとかセンスを褒めることは、その子の内面褒めにも繋がっています。
デートであれば、もしかしたら今日のために髪をキレイにしたり服を選んだりしているかもしれないので、そういった行動を認めることにも繋がります。
で、それが『快』となって、次のデートでも頑張ってくれたり褒められたいと必死になったりして、ズブズブハマってくれたりもしちゃいます。
モテる男の褒め方②:女性の”気遣い”を褒めよう
男性に比べると、女性はよく気遣いをします。
進化の過程から見ると、
コミュニケーションを円滑に進めるために、女性のほうが気遣いをするスキルが高かったり男よりも気にしていたりします。
かつ、女性のほうが何かをしてあげたいという母性本能的なものや、必要とされたいという従属的な心理があるため、気遣いをする傾向にあります。
で、そこを褒めてあげると自己重要感が満たされます。
例えば、食べ物を取り分けてくれたら
- 「ありがとう」とか
- 「取り分けんのうまっ」とか
何気ないことにいかに気づいてあげて、感謝したり褒めたりできるかでこちらは好意ポイントが積み重ねられます。
特に、他の人が気づかないくらいの気遣いや気配りに気づいてあげて褒めるとぶっ刺さります。
この人はこんなところまでちゃんと見てくれるんだ。
やってよかったな♪
と思われます。
モテる男の褒め方③:女性の”雰囲気”を褒めよう
これに関しては、特に褒めるところが見つからなくて困る場合でも使えます。
例えば、
- 「一緒にいると落ちつく」
- 「話してると楽しい」
- 「なんか元気出る」
- 「安心感がある」
などなど。
フワッとしたことでも言われて悪い気はしないし、特別感の演出もできます。
相手が猫が好きだったら「猫っぽいよね」なども使えます。
モテる男の褒め方④:女性の”自己拡大欲求を満たす”を褒め
褒めるポイントには”自己確認欲求”を満たすポイントと、“自己拡大欲求”を満たすポイントがあります。
自己確認欲求というのは、本人が既に認識しているポイント。
- 可愛い子に「可愛いね」と言う
- 明るい子に「明るいね」と言う
のは自己確認欲求的な褒め方です。
対して、自己拡大欲求というのは、本人が認識できていないポイントみたいな感じ。
暗い子だったら
- 「意外と明るくて面白いよね」とか
- 「無邪気に笑うよね」
というあまり他の人に言われないであろうポイントを褒めるなど。
これによって、他の人との差別化や特別感を出すことができる。
かつ、自分でも気づかなかったようなところまで見つけてくれて褒めてくれる。と強烈に承認欲求を満たすことができます。
小手先でこれをやるとしたら、表面に見えている特徴と逆のことをポジティブに言うと自己拡大欲求を満たす褒めをしやすいです。
人は大体2面性を持っています。
明るい時もあれば暗い時もあります。
かつ、自分にとってポジティブな情報は確証バイアスが働いて信じやすくなるからです。
女性をコントロールする褒めテクニック:「ピグマリオン効果×ラベリング効果」
それではここから、相手をコントロールする褒めの使い方について見ていきます。
結論から言うと、ピグマリオン効果です。
ピグマリオン効果について深掘りすると長くなるので、ここでは
という性質があるよねくらいで認識してもらえればOKです。
で、これと同時に今回発動させるのがラベリング効果。
これは
というもの。
例えば、
君は本当に頑張り屋さんだね
とラベリングすると、本当によく頑張るようになるというものです。
つまり、相手をコントロールする褒めというのは、なってほしい像を褒めによってラベリングしてその期待に応えるような行動を引き出すというもの。
例えば、「素直さを出してほしい」場合。
- 「〇〇って本当素直だよね。」
- 「〇〇って思ったことちゃんと言うよね」
というようにラベリングします。
さらに、そこに「そういうとこいいと思う」「素直な人好き」など報酬(褒め)を付け加えます。
すると、その期待を裏切りたくないという心理が働いたり、もっと認められたいと意識的にも無意識的にも思い、実際に素直さを出した言動が増える。
で、それにコミットメントと一貫性の原理が働く。
そして、素直な子が出来上がるというわけです。
優しくしてほしいなら
- 「優しいよね」
- 「全然怒らないよね」 とか
いくらでも応用が効きます。
例えば、今夜お持ち帰りをしたいのであれば
〇〇って本当ノリいいよね。そういうとこ好き
というラベリングにコミットさせておいて、「誘いに断る」という”ノリが悪い”行動に抵抗感を生み出すなどの使い方もできます。
すべての褒めに使える「最強の一言」
すべてに使えて褒めの効果を引き上げる『プラス一言』があります。
それが、
です。
「俺は好き」「俺はいいと思う」と。
褒められるときは、一般的な意見として褒められるよりも、その人の主観的な意見として褒められたほうが嬉しくなります。
かつ、相手は褒められたときに否定しづらくなります。
なぜなら、「俺は」というその人の主観的な意見だからです。
なので、褒めるときは主観的に褒める。
あるいは、褒めた後に相手が否定や謙遜をしてきたら
でも、俺は好きだよ
と付け加えることによって、褒めを受け入れられやすくなります。
女性を褒めるときに一番大事なことは…
というわけで、刺さる褒め刺さらない褒めなどいろいろ見ていきましたが、結局一番大事なのは、
相手のことをしっかり見てあげて、本当に褒めるべき部分を見つけてあげることです。
誰にでも刺さるようなことを上手い事言われるよりも、言い方は不器用でも自分をちゃんと見てくれて褒められたほうが嬉しかったりします。
つまり、褒めるときに一番大事なのは相手をしっかり見て、本当にいい部分を見つけてあげること。
深い褒めが上手い人は、観察力がめちゃくちゃ高いです。
相手をしっかり見て、本当に良いところを見つけてあげることが、刺さる褒めの本質であるというわけですね。
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