カムロ(@kamurodayo)です。
「緊張してデートで失敗してしまう」
「相手が可愛いほど力を発揮できない」
「本番になると頭が真っ白になってしまう」
そういった本番で力が出せない状況をスポーツの世界では「チョーキング」と呼びます。
ビッグマッチになるほどパフォーマンスが落ちてしまうのもこのチョーキングによるものですね。
テストの本番や大事なプレゼンなどでガチガチになって持ち前の力が発揮できないケースなどもこれに当てはまります。
今回は、この「本番で力を発揮できない」チョーキングを克服する方法が発見されたので、それを紹介します。
ほんのちょっとしたことで、チョーキングを打ち消して本来の力を発揮できるようになる内容だ。
なぜ緊張して力を発揮できなくなるのか?
カリフォルニア工科大学の実験で、36人の男女が対象に、まずは簡単なテストで全員の「損失回避」レベルを調べたものがあります。
「損失回避」というのは「損をするのは嫌だ。損するぐらいなら得を諦める。」と言うように、利益の獲得よりも損失の回避を優先する心理現象のことです。
過去の研究により「損失回避が高い人ほどチョーキングが起きやすい」傾向がハッキリ出ています。
つまり、本番で力が出せないという現象は
という損失回避も心理が強く、そのせいで積極的なプレイができなくなってるわけです。
実際、損失回避が高い人は線条体(体の動きをコントロールする脳のエリア)が働かなくなる現象も確認されており、パフォーマンスも落ちてしまいます。
「緊張して力が出ない」を克服する超簡単な方法
そこでカリフォルニア工科大学は、続いて被験者たちに「勝てば50ドルをあげる。負けたら50ドルをもらう」ルールのコンピューターゲームをやるように指示。
そして全体を2つのグループに分けました。
1.普通にゲームをする
2.「自分はすでに50ドルを手にしている。このゲームは、その50ドルをキープできるかどうかを試すものなのだ」と想像してからゲームをする
とてもシンプルな介入です。
さらに、被験者のガルバニック皮膚反応も調べたところ、介入を行ったグループは全員ストレスレベルがガッツリと減っていました。
少し、考え方を変えるだけでも、パフォーマンスの発揮やストレスレベルが改善されることが分かった実験です。
まとめ:緊張を克服して力を発揮しよう
本番になると緊張して力が発揮できなくなる「チョーキング」。
➡利益獲得よりも損失回避傾向が強い人ほど、この現象が起こりやすい。
など、獲得よりも、傷つくのが嫌でそちらばかり優先して、恋愛に積極的になれない人は損失回避傾向が高い人です。
とはいえ、チョーキングを解消するのは簡単。
・手に入れられるか、失敗をするか
ではなく
・もうすでに手に入れている。今回はそれをキープできるかどうかを試すもの
と考えることによって、緊張によって力が発揮できなくなるという現象は減少する。(ダジャレ見たくなったがスルーしてほしい)
というように、すでに手に入っているという前提を勝手に作り出し、今回はそれをキープできるかどうかを試すだけと考えればOK。
ほんのちょっとした考え方の介入を行うだけだが、今すぐ使えて、効果があることが実証されている。
ぜひ、参考にしてみてください。
コメント
[…] デートなどで「緊張して失敗してしまう」をなくす方法「緊張してデートで失敗してしまう」「相手が可愛いほど力を発揮できない」「本番になると頭が真っ白になってしまう」今回は […]