失恋のつらさを減らし、立ち直る方法

脱非モテ
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カムロ(@kamurodayo)です。

何度経験しても失恋はつらいですよね。

できるだけつらい思いをしたくない。早く立ち直りたい。

失恋からの立ち直り方は人それぞれありますが、

研究によって、どういった方法が一番早くストレスが少なく失恋から立ち直れるかということがわかっています。

できるだけつらさを薄め、早く立ち直る。

なおかつ、失恋を今後のプラスに変える方法があります。 

というわけで今回は、科学的『失恋のつらさを減らし、早く立ち直る方法』について。

見ていきましょう!

失恋コーピング

失恋から立ち直るための効果的な行動に関する研究があります。

この研究では、まず失恋に対する対処行動(失恋コーピング)を以下の3つに分類しました。

回避コーピング

・次の恋を見つけようとした

・ほかの異性とデートした

・スポーツや趣味に打ち込んだ

・失恋が自分の成長に役立つと思った

etc…

拒絶コーピング

・相手のことを考えないようにした

・相手を見返す方法を考えた

・相手との思い出の品を処分した

・相手の悪口を言った等

etc…

未練コーピング

・相手との関係を戻そうとした

・相手との写真など思い出の品を取り出して眺めた

・偶然を装って相手の人に出会おうとした

etc…

そして、それぞれの対処行動とストレスの関係を分析した結果、

回避コーピングが最もストレスが小さく回復期間も短いことが分かりました。

一方で、拒絶コーピングや未練コーピングは

ストレス反応が大きくなり回復期間も長くなるということが示されました。

つまり、失恋をした場合には回避コーピングをとることが最も傷が少なく、早く回復することができる。

逆に、拒絶や未練コーピングは、失恋からの立ち直りとしてはよろしくない。

ということになります。

回避コーピングをするために

まずは、回避コーピングと他2つのコーピングの違いをはっきりさせましょう。

結論、その文脈の主語が「失恋相手」か否かということです。

もう一度、それぞれのコーピングの例を見てみると、拒絶と未練には「相手」という主語が入っています。

対して、回避コーピングのみ、「相手」は入っていません。

回避コーピング

・次の恋を見つけようとした

・ほかの異性とデートした

・スポーツや趣味に打ち込んだ

・失恋が自分の成長に役立つと思った

etc…

拒絶コーピング

・相手のことを考えないようにした

・相手を見返す方法を考えた

・相手との思い出の品を処分した

・相手の悪口を言った等

etc…

未練コーピング

・相手との関係を戻そうとした

・相手との写真など思い出の品を取り出して眺めた

・偶然を装って相手の人に出会おうとした

etc…

つまり、回避コーピングを行うためには、まず「失恋相手」を主語から消すことです。

で、主体を他のものに置き換える。

例えば、「他の異性」「趣味やスポーツ」「自分自身の成長」など。

逆に、拒絶や未練コーピングのように、失恋相手が主体にある限りは、失恋からの立ち直りが遅くなりストレスも大きくなってしまうというわけです。


もしできるのであれば、理想は他の人に恋をすることです。

しかし、これがつらいという場合もあります。

他の人と遊んだりしていると、ふいに

 

あの子(失恋相手)ともここに来たな。楽しかったよな

 

あの子だったらこうしてたな

など。比較してしまったり思い出してしまったりするからです。

他の人に置き換えることができればそれでいいですが、上記のように逆につらくなってしまったり、新しい相手なんてすぐに見つからないという人もいるでしょう。

そのため、失恋から立ち直るためには他のモノに置き換えることが効果的です。

考えないようにすると考えてしまう

多くの人がやってしまいがちな失敗は

「考えないようにする」ことです。

これは拒絶コーピングにも入ってしまっていますね。

そして主語も失恋相手です。

(失恋相手を)考えないようにする。」

厳密に言うと、「考えないようにする」は間違いですが、

「考えない」ことは正解です。

では、考えないためにはどうすればいいのか?

シロクマ実験

シロクマ実験をご存知の方は多いと思います。

要は、シロクマのことを考えるなといわれると余計考えてしまう。

考えないようにするほど考えてしまうという原理です。

つまり、失恋相手のことを「考えないようにする」と余計に考えてしまうというわけです。

では、実際に「考えない」ためにはどうすればいいのか?

答えは、「他のことを考える」ということです。

人間は同時に2つ以上のことを集中して考えられません。

その性質を利用して、他のことに集中して失恋相手のことを考える隙を作らないようにしましょう。


何かをやめたいというときにもこの方法は一番効果的だということがわかっています。

例えば、『タバコを吸う』『だらだらスマホを見てしまう』『お菓子を食べてしまう』など。

こういったやめたいことをしたくなった時に「しちゃだめだ」と我慢すると、かえってそれがしたくなったり、乗り越えるにも意志力を使って半ば根性的に乗り越えなければいけないことになります。

そして、多くの場合は誘惑に負けて、やめるべきことをやめられない。

しかし、やめるべきことをやめるために劇的に効果がある方法がありました。

それが、代わりのことをするということです。

例えば、

・タバコが吸いたくなったら、スクワットをする。

・だらだらスマホを見そうになったら、スマホをおいて本を読み始める。

・お菓子を食べたくなったら、代わりに炭酸水を飲む。

といった具合です。

何かをしそうになったり、したくなった時にブレーキをかけるのは心理的に負担になります。

結果ブレーキがかからないことが多いです。

ブレーキをかけるのではなく、切り替える。

止めることが出来ないのなら、違う方向に向かわせる。

走り出した電車を止めようとするのではなく、線路の分岐を切り替えて違う方向にそのまま進ませるようなイメージですね。

他のことに熱中するチャンス

失恋はすごくつらいですよね。

人が一番力を発揮するのは「痛みを避ける時」です。

失恋という非常につらい経験・痛みはその分エネルギーに変換可能です。

大きなことを成し遂げている人のほとんどは過去につらい経験やコンプレックスを持っています。

それを糧に努力をして成功をしています。

つらさ・痛みは糧になります。

しかし、糧にできるかどうかは自分次第です。

そのまま寝込んで終るのか、エネルギーに変換してプラスに変えるのか。

・今までやろうとしてできていなかったこと。

・一番頑張りたいこと。

・成し遂げたいこと。

何でもいいです。

それを取り組む一番いいタイミングなわけです。

エネルギーが補充もされていて、しかも熱中すれば失恋のつらさも薄れる。

 

失恋した時こそ、プラスになることに熱中しよう。

辛い経験も後から振り返った時に「ただつらかった」で終るのか、「あの経験があって本当に良かった」と大きなプラスに変えるのか。

自分の行動で結果的に良い出来事だったのか悪い出来事だったのかはいくらでも変えられるわけだ。

失恋からの立ち直りを助ける3つの考え

視野を広げる

失恋をすると視野が狭くなってしまいます。

失恋したことばかり考えてしまったり、「自分が世界で一番つらいんじゃないか」くらいに思ったりしますね。

視野が狭くなると袋小路になってしまいます。

そこから抜け出すのが難しくなります。

まずは、視野を広げましょう。

そのためのコツとしては3つあります。

未来

一つ目は、未来を考えること。

1年後、3年後、10年後の自分を想像する。

そんな時間が経ったときにこの失恋のことで今と同じくらいつらいか?

そんなわけがありません。

必ず、立ち直れるということがわかります。

過去

2つ目は、過去を考える。

彼女(彼氏)がいなくなって辛い。

しかし、過去を考えてみると、その人に出会う前も自分は普通に生きていた。

居なくても平気だということがわかります。

実際に平気だったわけだから。

他者

3つ目は、他者を考える。

今この瞬間にも失恋をしている人がいます。

その人は自分よりつらい失恋をしているかもしれない。

失恋じゃなくても最愛の人を亡くしている人もいる。

自分の失恋とは比べ物にならないくらいつらい経験をしている人はいっぱいいるわけです。

自分だけがつらいわけではない。

そして自分が一番つらいわけでもない。


あるいは、他人の視点から自分を見る。

自分を客観的に見ることができると、「そんな悲しんでるけど、そこまで大したことじゃなくね?」と思えたりします。

友達が今の自分と同じ状況だったらどう見るかを考えてみるのもアリです。

 

視野を広げると色々なものが見える。

そして、思っていたほど自分の失恋がつらいものではないという事実も冷静に考えることが出来る。

視野が狭くなると事実を事実として捉えられなくなって、どんどんネガティブな方向に閉じこもってしまうぞ。

事実を認識する

感情的になると、「つらい」「悲しい」「寂しい」と、堂々巡りになってしまいます。

「あの人以外のことを好きになれるわけない」

「立ち直れる気がしない」

「もう生きていけない」

事実を認識しましょう。

ほとんどの人間は「この人以外好きにならない」と思いながら他の人を好きになります。

失恋した人はほぼ皆、失恋するたびに立ち直っています。

過去に自分が失恋をしたことがあるのであれば立ち直ったという事実があるはずです。

立ち直れます。

生きていけます。

その人と出会うまで生きてきました。

これからも平気で生きていけます。

感情的になるとこういった当たり前のことも考えられなくなってしまうのが人間の脳です。

事実を認識することさえできれば大したことではないということがわかります。

そもそも事実として大したことではないからです。

一旦感情を挟まずに、事実だけを見る。

あるいは、紙に書くという方法も有効です。

紙に書くことによって具体的に客観的に事実が見えてきます。

また、書くことで頭が整理されます。

 

事実を客観的に見てみよう。

自分の今の状況と同じことが他人に起きている。

それをみて自分はどう思うか?

そこまでクヨクヨすることではないだろう。

自然治癒

人間には自然治癒という素晴らしい機能が備わっています。

膝をけがをしたら勝手に治りますよね。

脳も同じで、喪失を乗り越えるために自らを修復する機能がデフォルトで備わっています。

結局、自然と治っていくのです。

また、忘れるという機能も備わっています。

・せっかく勉強してしまったことを忘れてしまった

・覚えておきたい大事なことも忘れてしまう

忘れるという機能は厄介でもありますが、生きていくために必要な機能なわけです。

学生時代に勉強したことなんてほとんど忘れていますよね。

失恋も同じように忘れます。

 

嫌でも傷は癒える。

じゃないと人間は生きていけない。

人間は脳の奴隷だ。

自然とホルモンバランスが戻って通常運転に戻るようにプログラムされている。

どれくらいで立ち直れるのか

最後にゴール設定の話をしましょう。

マラソンを走っているとき、『自分が何キロ地点を入っているのか』『あと何キロ走ればいいのか』わからない。

このように、ゴールが見えない状態だと不安になります。

精神的に非常に大きな負担がかかります。

逆に、ゴール地点と現地点がわかると、それだけである程度楽になります。

では、失恋というマラソンのゴールはどこにあるのか?

答えは、付き合っていた期間の8%くらいです。

よく、1年付き合ったら立ち直るのに1か月、2年だったら2か月といわれます。

1か月を30日。1年を365日だとすると、失恋から立ち直るのには、付き合った日数の約8%の日数がかかるという計算になります。

まずは、ここを目安にしましょう。

1年付き合ったのであれば、

「1か月後には立ち直れている!」

と考える。

しかも脳は自然治癒。

明日は今日よりも確実に少し楽になります。

そして人間は適応能力が高い。

なんだかんだで、今の状況に適応して、何事もなかったかのように過ごせてしまうわけです。

 

失恋はつらい。

本当につらい。

できるだけつらい思いはしたくないしどうせならプラスに変えたい。

皆にも楽になってほしい。

プラスに変えてほしい。

周りにつらそうな人がいたら優しくしてやってくれ。

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